全五十四帖をノーカットで語り尽くす連続語り会が、十年目を迎えました。

 

2009年8月からスタートした、東京での語り会の最新情報です。過去に遡って、粗筋、記録などもご覧いただけます。 2015年まで 2012年まで

 

2018年よりまた新たな会場で開催致します。

 新会場は、成城学園前【アトリエ第Q藝術】です。 Map 

 

第五十五回 「総角」其の二  八月二十五日(土) 二十六日(日) 2018年

 

源氏物語 総角 山下智子
山下智子 源氏物語 椎本 ちらし
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2018年

8月  25土)

      26(日)

 

 第55回

 「総角」其の二 第四十七帖

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 

 最寄り駅:成城学園前

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

 

御予約 2500円 

当日  3000円 

 

 

 

絶えせじのわがたのみにや宇治橋の

はるけきなかを待ちわたるべき 

 

 

なまじい近うまで来て

素通りして帰っておしまいやしたのをひどい方とも

口惜しいとも思われるので

余計ものあわれな御様子でござります。 

 

「総角」より

 

総角 其の二 あらすじ

 

 妹中君の幸せを思い、自分に娶せようとする大君の心を知った薫は一計を案じ、八月末に匂宮を伴って宇治へ赴き、中君に引き合わせる。二人は結ばれたものの、案に相違して大君は薫に対してますます心を閉ざす。一方、匂宮は中君を愛おしく思うが、身分がら宇治通いがままならず、姫君姉妹が心を痛める中、九月十日にようやく薫と連れだって来訪した。

 

 十月、匂宮は紅葉狩にことよせて宇治を訪れたが、母后が殿上人など大勢の者を差し向けて同行させたため、中君に逢えないまま京へ戻ることを余儀なくされた。匂宮は軽率な行動を窘められ、左大臣の六宮との縁談が強引に進められた。

 

 大君は、匂宮が心変わりをしたのかと、また、父宮の遺言にそむいた上に妹君を不幸にしたと思いつめ、病の床につく。そして結婚拒否の思いも深まってゆくのだった。

 

 

 

  

 宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わりました。

 

キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターだった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。

源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。

成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。

皆様のお越しをお待ち申しあげます。

 

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。

終演は5時過ぎになります。その後の茶話会に是非ご参加ください!

 

お問い合せ/お申し込み  

*以下のフォームからお申し込み下さい 

 

 アドレスの登録をさせていただき、次回以降のご案内を差し上げます。

 

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以下は過去の記録です

 

第五十四回 「総角」其の一  六月十六日(土) 十七日(日) 2018年

源氏物語 総角 山下智子
山下智子 源氏物語 椎本 ちらし
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2018年

6月  16(土)

      17(日)

 

 第54回

 「総角」其の一 第四十七帖

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 

 最寄り駅:成城学園前

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

 

御予約 2500円 

当日  3000円 

 

 

 

自分の気持とはかけ違うて

こないなあってはならぬことにも出会うもんやったのやと

無闇にもの悲しうて

川の音に涙が流れ添うような気がおしやす

 

 

「総角」より

 

総角 其の一 あらすじ

 

 八月、薫中将は亡き八の宮一周忌の準備に心を砕いた。宮から後見を頼まれた二人の姫君の将来を考え、姉の大君に意中を訴えるが、軽々しく宮家の血を汚すなかれという父宮の教えを頑なに守る大君は、中君にだけは縁組みをと、自身の結婚など考えもしない。薫は老女弁にも相談を持ちかけ、ついに大君の寝所に押し入るが、大君は決して靡かず、何事もなく朝を迎える。

 

 忌が明け、待ちかねて大君を訪ねた薫に、将来に不安を抱く女房達が手を貸そうとするので、大君は邸内でも気を許せず、弁の説得にも応じようとしない。薫は意を決し、姉妹の部屋に忍び込むも大君は脱出、残った中君と事なく一夜を語り明かす。

 

 妹中君の幸せを思い、薫と中君を娶せようと考える大君の心を知った薫は、中君と匂宮を結婚させ、大君の心をこちらに向けようと一計を案じる。

 

 

  

 

 

 

第五十三回 「椎本」  四月十四日(土) 十五日(日) 2018年

源氏物語 ちらし 椎本 山下智子
山下智子 源氏物語 椎本 ちらし
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2018年

4月  14(土)

      15(日)

 

 第53回

 「椎本 第四十六帖

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 

 最寄り駅:成城学園前

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

 

御予約 2500円 

当日  3000円 

 

 

 

うちとけて  というわけではおへんけど

前よりは少しは言葉も多う

ものなど仰せやす様子は

いかにも結構で奥ゆかしおす

 

「椎本」より

 

 

椎本(しいがもと) あらすじ

 

 二月、八の宮の姫君に関心を寄せる匂宮は、宇治の夕霧の山荘に薫を訪ね管弦の遊びをした。楽の音は対岸の八の宮の耳にも届くのだった。

 翌日、薫は八の宮を訪ね、その風雅な御様子に感じ入る。匂宮からは桜の枝を添えた姫君姉妹への文が届く。八の宮は中の君に返事を書かせつつ、姫君達の行く末を案じるのだった。

 七月、八の宮は薫に姫君達の後見を託し入山、八月に亡くなる。薫は、法事など細やかに心を配る。匂宮も度々見舞いの文を送るが、姫君達は匂宮に心を閉ざしている。

 

 忌が明け、姫君姉妹を見舞った薫は、几帳越しに感謝する大君のゆかしさに心引かれ、年末には恋する心を仄めかし、京に迎えたいと提案するのだった。匂宮は中の君に遠慮のない恋文を送り、そっけない返事に苛立っている。

 年が改まり、夏、久しぶりに宇治を訪ねた薫は、障子の小さな穴から透き見をし、喪服姿の美しい姉妹につくづくと見入るのだった。

 

  

 

第五十二回 「橋姫」  二月十七日(土) 十八日(日) 2018年

源氏物語 橋姫 ちらし 山下智子
山下智子 源氏物語 橋姫 ちらし
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2018年

2月  17(土)

      18(日)

 

 第52回

 「橋姫 第四十五帖

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 

 最寄り駅:成城学園前

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

 

御予約 2500円 

当日  3000円 

 

 

 

「扇でのうても これででも

月は差し招くことはできるのでござりましたえ」

というて 月をお見やしたお顔はたいへん可愛らしうて

はんなりとうつくしいのでござります。

「橋姫」より

 

 

橋姫 あらすじ

 

源氏の異母弟の八の宮は世間から忘れられたように、宇治の山荘で二人の姫を養育しながら仏道修行に励んでいる。冷泉院に伺候する阿闍梨から八の宮のことを聞いた薫は、 俗身でありながら聖の心境を得られるものかと八の宮に憧れ、宇治に通うようになった。

 

 三年が過ぎた晩秋、霧深い宇治を訪れた薫は、月の光の下に箏と琵琶を合奏する二人の姫君を垣間見、夢のような美しさに心奪われる。この時応対した老女房の弁が、ふいに涙ながらに、気になっていた自身の出生について仄めかすので薫は動揺する。弁は亡き柏木の乳母の娘であった。

 

 帰京した薫が匂宮に宇治の姫君のことを話すと、宮はたちまち関心を持った。

 

 冬になり、八の宮は姫達の行く末を薫に託した。その夜、弁から自分が柏木の子であることを知らされ、女三宮と柏木の交わした文が二十年の時を経て薫に手渡されたのだった。

 

 

 

 宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わります。

 

キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターであった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。

源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。

成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。

皆様のお越しをお待ち申しあげます。

 

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。

 

 

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第五十一回 『竹河』後編 十二月 九日(土)十日(日) 2017年

 

山下智子 源氏物語 竹河 ちらし
山下智子 源氏物語 竹河ちらし
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12月 9(土)

       10(日)

 

 第51回

 「竹河」後編 第四十四帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円 新宿区民の方 2000円

当日  3000円 新宿区民の方 2500円

 

東長寺・文由閣への アクセス

実のとこは態度にあらわして 

少将のようにも悲しんだりはおしやさへなんだのどすけど 

人柄が それでも痛ましうみえます。

         「竹河」より

 

竹河 後編 あらすじ

 

卯月九日、玉鬘の娘大君は冷泉院に入内、寵愛を受けるが、蔵人少将は大君への思いを断ち切れないでいる。薫もまた、今なお大君を思っている。翌年の正月、男踏歌が行われ、薫は歌頭を務める。蔵人少将も楽人として踏歌に加わり、辛い思いで再び「竹河」を謡うが、簾中から大君が見ているのではと気が気でない。大君に女宮、次いで男御子が生まれると、すでに女宮をもうけている弘徽殿女御側からの風当たりが強くなる。帝も相変わらず大君の院入内に不満を漏らすので、玉鬘は帝の心を宥めようと、尚侍を辞して代わりに中君を出仕させる。心休まらない大君を案じて時折参内する玉鬘だが、いまだ消えやらぬ院の懸想がうっとうしく、冷泉院を避けている。

 

 左大臣が亡くなり、夕霧が左大臣に、按察大納言は右大臣となる。薫は中納言に、蔵人少将は宰相に昇進する。玉鬘は、苦労知らずの境遇にある宰相をみるにつけ、後ろ盾のないわが子の昇進が遅いのを嘆く。

 

 

第五十回 『竹河』前編 十月十四日(土)十五日(日) 2017年

 

源氏物語 竹河 山下智子
山下智子 源氏物語 竹河ちらし
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10月14(土)

       15(日)

 

 第50回

 「竹河」前編 第四十四帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円 新宿区民の方 2000円

当日  3000円 新宿区民の方 2500円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

たいそう若うてなまめかしい様子で

身じろぎおしやす時に匂う香など

此の世のもんとも思えしまへん

         「竹河」より

 

竹河 前編 あらすじ

 

 髭黒の死後、その妻尚侍(玉鬘)は美しく成長した二人の娘(大君、中の君)に帝の求婚、冷泉院の所望に迷っている。夕霧右大臣の子息・蔵人少将も大君に懸想するが、玉鬘は源氏六条院の子息・薫君を好ましく思う。玉鬘から冷泉院の意向について相談された夕霧は、わが子に加勢したいものの、そのまま口をつぐんでしまった。

 

 正月、薫、蔵人少将は玉鬘邸を訪れる。堅物との噂を払拭したい薫の弾く和琴の音は素晴らしい。酒宴では「竹河」が謡われ、蔵人少将は薫の人気を羨むのだった。

 

 大君は華やかで気品があり、中君は優美で清らかな様子、庭の桜を巡って碁や歌で争っている。大君の姿を垣間見ては思いを募らせる蔵人少将は、母雲居雁にこの縁談を纏めるようせがむが、大君の冷泉院出仕が決まり、悲嘆に暮れる。

 

 

 

第四十九回 『匂兵部卿宮』『紅梅』 八月十九日(土)二十日(日) 2017年

 

源氏物語 「匂宮」「紅梅」ちらし 山下智子

 

 8月19日(土)

       20日(日)

 

 第49回

 「匂兵部卿宮」 第四十二帖

 「紅梅」    第四十三帖 

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

源氏物語 「匂宮」「紅梅」ちらし 山下智子
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色好みとして充分の

素質をもっといやす御様子やのに

無理に真面目ぶっといやすのも

おもしろみの少ないことやろう

 

                             (紅梅の巻より)

 

 

「匂兵部卿宮 」の巻 あらすじ

 

 亡き源氏六条院を継承するほどの人物は見あたらないものの、今上帝の三宮(匂宮)と女三宮腹の若君(薫)の二人の若者は、「匂う兵部卿宮、薫る中将」ともてはやされている。匂宮は冷泉院の女一宮への思いを募らせているが、薫君は厭世の思い深く恋愛には消極的である。

 

「紅梅」の巻 あらすじ

 

 故柏木の弟の紅梅(按察)大納言は、蛍兵部卿宮に先立たれた真木柱を後妻とし、その連れ子である宮の御方を実子同然に愛育するが、宮の御方は容易にうちとけない。先妻との間には大君(東宮妃)と中君の姉妹があり、大納言は中君を匂宮にと考え、庭の紅梅に歌を添えて匂宮に贈りその意中をほのめかすが、匂宮は宮の御方に心惹かれている。

 母真木柱は、匂宮が宇治の八宮の姫などに執心しているなどの噂を聞くにつけ、その好色ぶりに躊躇せずにはいられない。

 

 

第四十八回 『幻』第四十一帖 六月十七日(土)十八日(日) 2017年

源氏物語 幻 山下智子 ちらし

 

 

 6月17日(土)

       18 日(日)

 

 第48回

 「幻」 第四十一帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 幻 ちらし裏 山下智子
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大空をかよふまぼろし

夢にだに見えこぬ魂のゆくへたづねよ

 

植えた人のおいやさん春とも知らず顔に

いつもの年より一段と匂うてるのは

心をうたれることどす。 

 

 

                             (幻より)

 

 

「幻」の巻 あらすじ

 

 年が明けても紫上を失った源氏(六条院)の哀しみが癒されることはなかった。女房達を相手に紫上を偲び、特に女三宮降嫁による苦悩を思いやり、自身の生涯を述懐、心弱さを人に見せまいと引きこもるのだった。

 春になり、紫上が愛した桜を幼い匂宮が気遣う姿がいじらしい。女三宮、ついで明石の君を訪い出家の意向を述べ歌のみを交わす。

 衣替えの頃となり、花散里から夏の衣裳と文が届き、葵祭を沈んだ心で過ごし、五月雨の宵には夕霧が父を見舞った。七夕が過ぎ八月には紫上の一周忌に曼荼羅供養を営み、菊の節句も虚しく雁の飛ぶ十月の空に紫上の行方を求めた。新嘗祭が済むと身辺の整理を始め、とってあった紫上の文に決別をした。師走の仏名会で杯を賜った導師は六条院の姿に涙を禁じ得ない。

 明日は正月という日、歳暮の深い感慨を歌に託す六条院だった。

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります

 

 開演時間 6月17日(土)18日(日) 両日3時より (開場2時30分)   

 

入場料 前売り:2,500円 (当日:3.000円)

 

場所 東長寺・文由閣  アクセス

 

 

第四十七回 『御法』第四十帖 四月二十二日(土)二十三日(日)2017年

 

源氏物語ちらし表 御法 山下智子 東長寺にて

 

 

 

4月22日(土)

      23日(日)

 

 第47回

 「御法」 第四十帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 御法 山下智子
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秋風にしばし留まらぬ露の世を

たれか草場の上とのみ見む

 

 

 

 

匂うようでおいやした盛りの頃は

この世の花の香りにもよそえられるようでおいやしたけど

かえって今は較べようものうて

上品で美しい御様子で

ひどう世をはかのうお思いになっといやす 

                             (御法より)

 

 

「御法」の巻 あらすじ

 

紫上は、四年前に大病を患って以来ずっと病いがちの日を送っている。日ごとに衰弱していくので、かねてより念願の出家を望むも、源氏(六条院)は許さない。三月、紫上は後世を願って法華経千部の供養を二条院で営んだ。夜を徹しての舞楽、陵王の舞にうち興じる人々の姿を見つつ、紫上は死期を悟り、明石上と歌を交わす。

 夏、紫上を見舞った明石中宮に後事を託し、幼い匂宮には二条院の紅梅と桜の花守を頼んだ。秋、中宮、源氏と歌を交わしたのを最後に、紫上は二人に見守られながら夜明けごろに亡くなる。源氏は、今更ながらの紫上の落飾を夕霧に相談し、夕霧は死してなお美しい紫上に魅せられ追憶に浸る。

 野辺送りは八月十五日の明け方に行われたが、心乱れる源氏は出家に踏み切れない。世人は紫上を偲び、源氏は帝、致仕大臣のなどの弔問を受けた後、蟄居して仏道修行に専念するのだった。

 

 

 

 

 

第四十六回 『夕霧』その三 二月十八日(土)十九日(日) 2017年

源氏物語 夕霧 山下智子

 

 

 

2月18日(土)

      19日(日)

 

 第46回

 「夕霧」その三 第三十九帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 夕霧 山下智子
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うらみわび胸あきがたき冬の夜に

また鎖しまさる関の岩かど

 

 

 

まじめな人が狂いはじめると

別人のようになってしまうときいてたけど

 ほんまのことやった 

                             (夕霧より)

 

 

「夕霧」の巻《その三》 あらすじ

 

 夕霧大将は女二宮(落葉宮)の母一条御息所法要の後、世間には女二宮との結婚は御息所の遺言によるものと思わせて、一条宮に迎える準備にかかる。女二宮は失意のどん底にありながら、御息所の甥大和守や女房達に促され一条宮に帰着すると、大将はすでにあるじ顔で住んでおり、邸内は人の気配も多くて以前とは似ても似つかない。大将は小少将に手引きを求めて女二宮に近づこうとするが、女二宮は大将を拒んで塗籠に隠れて一夜を明かすのだった。

大将の母代わりの花散里は事情を聞くと、三条邸の正妻雲居雁に同情する。邸に戻った大将は雲居雁の嫉妬を宥めるのに言葉を尽くす。

 大将は小少将を説得し、女二宮が籠城を続ける塗籠に入り込み、世の道理を説き、契りを交わした。こうなった今は女二宮も塗籠から出、新しく婿となった大将の存在が一条宮を活気づかせる。

 

 一方、失意の雲居雁が子供達を連れて実家の大殿へ戻ったので、大将は説得に参じる。致仕大臣は世間体を考え娘をたしなめ、女二宮に文を遣わすのだった。

 

 

 

 

第四十五回 『夕霧』その二 十二月十日(土)十一日(日) 2016年

 

 

キッド・アイラック・アート・ホールでの最後の公演となりました。

源氏物語 夕霧 ちらし 山下智子

 

 

12月10日(土)

       11日(日)

 

 第45回

「夕霧」その二 第三十九帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

源氏物語 夕霧 裏 山下智子

 

 

いつとかは驚かすべき

開けぬ夜の夢さめてとかいひし一言 

  

 

「昨夜でさえ

どないに思うてお明かしやしたやろう

今日も今まで文さえ差し上げんと」と

いいようもない気がおしやす

                 (夕霧より)

 

 

 

「夕霧」の巻《その二》 あらすじ

 

  

 

 一条御息所は、娘女二宮(落葉宮)が夕霧大将と一夜を過ごしたと勘違いし大将に文を送ったが、読もうとする大将の背後から妻雲居の雁が文を奪ってしまう。釈明、抗弁も聞き入れられないまま、翌夕暮れになってやっと文を見つけ出した大将はその内容に愕然とする。すぐに文を遣わすが、その頃には悲嘆に暮れるあまり御息所の病状は悪化、急逝する。葬儀の準備中に急ぎ小野の山荘に女二宮を見舞った大将だが、悲しみの底にある女二宮は応対を拒む。大将は思いを残して小野を後にし、葬儀を盛大にと心尽くしの手配をした。

 

 女二宮から文の返事がないままに、大将は決意を以て小野に赴く。小少将は取り次ぎに苦心、やはり頑なな態度を崩さない女二宮に、大将は傷心の思いで帰宅する。雲居の雁は夫の心変わりを悲しみ、噂を聞いた六条院源氏も心配し、大将の真意を探ろうとするが生真面目な返答があるのみだった。女二宮は出家を思い、紫上は女の処世の難しさをつくづくと思うのだった。

 

源氏の子息夕霧大将真面目一徹の不器用な恋は、山里を離れ都までに波紋を広げてゆくことになります。

 

 

第四十四回 『夕霧』その一 十月十五日(土)十六日(日) 2016年

山下智子源氏物語  夕霧語り会ちらし
夕霧

 

10月15日(土)

       16日(日)

 

 第44回

「夕霧」その一 第三十九帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

山下智子源氏物語 夕霧ちらし
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山里のあはれを添ふる夕霧に

立ち出でむ空もなき心地して

 

 

中空な有様やなあ。

 帰る道はみえず 籬には霧がたちこめて 

立ちどまることも出来んように追い払おうとおしやす。

恋になれぬ者はこないな目にあうのや。

                 (夕霧より)

 

 

 

 

「夕霧」の巻《その一》 あらすじ

 

  一条宮(女二宮/落葉宮)への思慕を募らせる夕霧大将は、折から物の怪に悩む母御息所が加持祈禱のために宮とともに移り住んだ小野の山荘を見舞い、霧立ちこめる夕暮れ時、山荘にとどまって宮に恋情を訴えた。しかし、夫柏木衛門督を亡くし、母の病に心痛が絶えない宮は固く心を閉ざし、大将は思いを遂げぬままに引き下がる。

  翌日御息所は、祈祷に来ていた律師から、大将が明け方に戻ってゆく姿を見たと聞き、宮の浮き名が立つことを恐れ嘆く。宮と対面するも、自らの宿世の拙さにひしがれる宮は食事にも手をつけず、事情を聞き出すことができなかった。そこへ大将からの文が届く。御息所は二人の仲を許すかと心がかたむきかけたところであったが、今夜の訪れがないことを知ると悲嘆に暮れ、大将の不実に苦言の文を涙ながらにしたためるのだった。

 

 

源氏の子息夕霧大将 真面目一徹の不器用な恋は思わぬ波紋を広げてゆくことになります。

 

 

12月公演予定  10日(土)11日(日)

 

キッド・アイラック・アート・ホールが閉館のため、来年2月公演から劇場が変わります。

2017年からの会場は 東長寺 文由閣 (最寄り駅 四谷3丁目/新宿御苑)です。

以下は終了した語り会です。公演記録として御覧下さい

 

第四十三回 『鈴虫』 八月二十日(土)二十一日(日) 2016年

源氏物語 鈴虫 山下智子

 

8月20日(土)

      21日(日)

 

 第43回

「鈴虫」 第三十八帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

源氏物語 鈴虫 山下智子 ちらし裏
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心もて草のやどりをいとへども

なほ鈴虫の声ぞふりせぬ

 

「月をみる宵はいつもものあはれでない折はおへんけど

今宵の新月の色をみてますと

ほんまに

この世の外のことにまで

さまざまに思いめぐらされます」

                 (鈴虫より)

 

 

 

 

「鈴虫」の巻 あらすじ

 

  夏、尼となった女三宮の持仏開眼供養が行なわれた。念誦堂、自筆の経文など六条院源氏の心の入れ様は格別で、紫の上も心をあわせ、供養は盛大なものとなった。

 秋、女三宮の住む六条院御殿の前庭を野に造って虫を放った源氏は、今更ながらの思いを訴えるが、かえって女三宮を困惑させる。二人は虫の音をききながら七絃琴を合奏し、鈴虫の歌を唱和するのだった。折からの月を賞でて螢兵部卿の宮はじめ殿上人達が来訪し、管絃の遊びが始まると、亡き衛門督が偲ばれた。そこへ冷泉院からお召しがあり、源氏は諸ともに冷泉院御所に参上、詩歌管絃に夜を明かした。

  翌朝、源氏が秋好中宮のもとを訪れると、中宮の母御息所の罪障消滅を祈念する出家の意志を打ち明けられる。源氏は共感しながらも、中宮の願望を諫め、御息所の供養を勧めるのだった。

 

 

八年目をあゆみだします連続語り会、八月公演は「鈴虫」の巻。

ことばにならない思いが交錯し、哀切が深々と響き合う美しい巻です。

 

 

第四十二回 『横笛』 六月十八日(土)十九日(日) 2016年

源氏物語 横笛 ちらし 山下智子

連続語り会

 

6月18日(土)

  19日(日)

 

 

 第四十二回

「横笛」第三十七帖

 

会場  京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

山下智子 源氏物語 ちらし 横笛
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笛竹に吹き寄る風のことならば

末の世長きねに伝へなむ

 

 

「この人が生まれ出やすための約束ごとで

あのような思いもかけんことも起こったのやろう。

逃れられぬことやったのや。」

                   (横笛より)

 

 

「横笛」あらすじ

 

 春、柏木衛門督の一周忌に人々は故人を偲び、源氏、夕霧は心を尽くして供養を営んだ。女三宮のもとを訪れた源氏は、その可憐な尼姿を今更に惜しみ、這い出して来た薫の若君が朱雀院から贈られた筍に無心にかじりつく姿をいとおしむ。気品溢れる薫君の成長を見るにつけ、自身の老いとこのような宿縁についてもの思う源氏であった。

 夕霧は、衛門督がいまはの際に遺した言葉が心から離れない。秋になると一条宮を見舞い御息所に対面、衛門督の愛した和琴を弾く。女二宮と「想夫恋」をわずかに合奏し歌を交わし、意中を仄めかす。御息所から贈られた衛門督遺愛の横笛を手に御殿に戻ると、その夜の夢に衛門督が現れ、夕霧が笛を所有することに異議を唱えるのでその処置に窮する。夕霧は六条院に参上し、若君に衛門督の面影をみるがその考えを打ち消し、源氏に衛門督の夢と遺言を伝える。源氏は笛を預かるが、夕霧が真相に迫っていることを知る。

 

 

 

第四十一回 『柏木 其の二』 四月二十三日(土)二十四日(日) 2016年


連続語り会

 

4月23日(土)

  24日(日)

 

 

 第四十一回

「柏木」第三十六帖 (其の二

 

会場  京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 


源氏物語 柏木ちらし 2 山下智子
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誰が世に種はまきしと人問はば

いかが岩根の松は答へむ

 

 

「女宮にも、とうとうお逢いやさずじまいで
   泡の消え入るようにお亡くなりやした。」

                  (柏木より)

 

 

柏木 その二   あらすじ

 柏木衛門督は見舞いに訪れた夕霧に病の真因を打ち明け、後事を頼むと、周囲の祈りの甲斐もなく亡くなった。正妻女二宮(落葉宮)とその母御息所はもとより、衛門督の父至仕大臣の嘆きは言いようもない。尼となった女三宮も、衛門督との宿縁に涙した。
 三月、女三宮の生んだ若宮の五十日(いか)の祝が催されたが、尼宮と心通うべくもない六条院の心境は複雑で、若宮に面影を映した衛門督の早逝を惜しみ、尼宮の心中を察するのであった。
 夕霧は世の中が悲しみに暮れる中、女二宮の実家一条宮を見舞い、心篤く御息所と故人を偲んだ。また、至仕大臣邸を訪ね唱和を以て哀悼した。以来、夕霧は一条宮を常に見舞い女二宮と歌を交わすうち宮への思いが深まり、一条宮の女房達も夕霧と女二宮の再縁に期待を寄せるようになる。

山下智子
山下智子

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