全五十四帖をノーカットで語り尽くす連続語り会が九年目を迎えました

 

2009年からスタートした、東京での連続語り会の最新情報です。過去に遡ってあらすじなどもお読みいただけます。2015年まで  2012年まで

 

キッド・アイラック・アート・ホール閉館の為、会場が変わっております。 

四谷 東長寺 の 文由閣 が新会場です。

 

 

第五十回 『竹河』前編 十月十四日(土)十五日(日) 2017年

  

源氏物語 竹河 山下智子

 

 

10月14(土)

       15(日)

 

 第50回

 「竹河」前編 第四十四帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円 新宿区民の方 2000円

当日  3000円 新宿区民の方 2500円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

たいそう若うてなまめかしい様子で

身じろぎおしやす時に匂う薫りなど

此の世のもんとも思えまへん

         「竹河」より

 

竹河 前編 あらすじ

 

 髭黒の死後、その妻尚侍(玉鬘)は美しく成長した二人の娘(大君、中君)に対する帝の求婚、冷泉院の所望に迷っている。夕霧右大臣の子息・蔵人少将も大君に懸想するが、玉鬘は源氏六条院の子息・薫を好ましく思う。玉鬘から冷泉院の意向について相談された夕霧は、わが子に加勢したいものの、そのまま口をつぐんでしまった。

 

 正月、薫、蔵人少将は玉鬘邸を訪れる。堅物との噂を払拭したい薫の弾く和琴の音は素晴らしい。酒宴では「竹河」が謡われ、蔵人少将は薫の人気を羨むのだった。

 

 大君は華やかで気品があり、中君は優美で清らかな様子、庭の桜をめぐって碁や歌で争っている。大君の姿を垣間見ては思いを募らせる蔵人少将は、母・雲居雁にこの縁談を纏めるようせがむが、大君の冷泉院出仕が決まり、悲嘆にくれる。

 

 

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります

 

この度新宿区の後援を戴きました。新宿区民の方には割引特典がございます。お申し込みの祭に「新宿区民である」ことをお伝えいただき、受け付けにてその証となる物をご提示ください(御名前と住所が記載されている免許証や保険証など)。ご呈示がない場合は一般のお客様として承りますことをご了承ください。

 

お問い合せ/お申し込み  

*以下のフォームからお申し込み下さい

 

 アドレスの登録をさせていただき、次回以降のご案内を差し上げます。

 

 

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以下は過去の公演記録です。

 

第四十九回 『匂兵部卿宮』『紅梅』 八月十九日(土)二十日(日) 2017年

 

源氏物語 「匂宮」「紅梅」ちらし 山下智子

 

 8月19日(土)

       20日(日)

 

 第49回

 「匂兵部卿宮」 第四十二帖

 「紅梅」    第四十三帖 

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

源氏物語 「匂宮」「紅梅」ちらし 山下智子
クリックすると拡大します

 

 

 

色好みとして充分の

素質をもっといやす御様子やのに

無理に真面目ぶっといやすのも

おもしろみの少ないことやろう

 

                             (紅梅の巻より)

 

 

「匂兵部卿宮 」の巻 あらすじ

 

 亡き源氏六条院を継承するほどの人物は見あたらないものの、今上帝の三宮(匂宮)と女三宮腹の若君(薫)の二人の若者は、「匂う兵部卿宮、薫る中将」ともてはやされている。匂宮は冷泉院の女一宮への思いを募らせているが、薫君は厭世の思い深く恋愛には消極的である。

 

「紅梅」の巻 あらすじ

 

 故柏木の弟の紅梅(按察)大納言は、蛍兵部卿宮に先立たれた真木柱を後妻とし、その連れ子である宮の御方を実子同然に愛育するが、宮の御方は容易にうちとけない。先妻との間には大君(東宮妃)と中君の姉妹があり、大納言は中君を匂宮にと考え、庭の紅梅に歌を添えて匂宮に贈りその意中をほのめかすが、匂宮は宮の御方に心惹かれている。

 母真木柱は、匂宮が宇治の八宮の姫などに執心しているなどの噂を聞くにつけ、その好色ぶりに躊躇せずにはいられない。

 

 

第四十八回 『幻』第四十一帖 六月十七日(土)十八日(日) 2017年

源氏物語 幻 山下智子 ちらし

 

 

 6月17日(土)

       18 日(日)

 

 第48回

 「幻」 第四十一帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 幻 ちらし裏 山下智子
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大空をかよふまぼろし

夢にだに見えこぬ魂のゆくへたづねよ

 

植えた人のおいやさん春とも知らず顔に

いつもの年より一段と匂うてるのは

心をうたれることどす。 

 

 

                             (幻より)

 

 

「幻」の巻 あらすじ

 

 年が明けても紫上を失った源氏(六条院)の哀しみが癒されることはなかった。女房達を相手に紫上を偲び、特に女三宮降嫁による苦悩を思いやり、自身の生涯を述懐、心弱さを人に見せまいと引きこもるのだった。

 春になり、紫上が愛した桜を幼い匂宮が気遣う姿がいじらしい。女三宮、ついで明石の君を訪い出家の意向を述べ歌のみを交わす。

 衣替えの頃となり、花散里から夏の衣裳と文が届き、葵祭を沈んだ心で過ごし、五月雨の宵には夕霧が父を見舞った。七夕が過ぎ八月には紫上の一周忌に曼荼羅供養を営み、菊の節句も虚しく雁の飛ぶ十月の空に紫上の行方を求めた。新嘗祭が済むと身辺の整理を始め、とってあった紫上の文に決別をした。師走の仏名会で杯を賜った導師は六条院の姿に涙を禁じ得ない。

 明日は正月という日、歳暮の深い感慨を歌に託す六条院だった。

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります

 

 開演時間 6月17日(土)18日(日) 両日3時より (開場2時30分)   

 

入場料 前売り:2,500円 (当日:3.000円)

 

場所 東長寺・文由閣  アクセス

 

 

第四十七回 『御法』第四十帖 四月二十二日(土)二十三日(日)2017年

 

源氏物語ちらし表 御法 山下智子 東長寺にて

 

 

 

4月22日(土)

      23日(日)

 

 第47回

 「御法」 第四十帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 御法 山下智子
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秋風にしばし留まらぬ露の世を

たれか草場の上とのみ見む

 

 

 

 

匂うようでおいやした盛りの頃は

この世の花の香りにもよそえられるようでおいやしたけど

かえって今は較べようものうて

上品で美しい御様子で

ひどう世をはかのうお思いになっといやす 

                             (御法より)

 

 

「御法」の巻 あらすじ

 

紫上は、四年前に大病を患って以来ずっと病いがちの日を送っている。日ごとに衰弱していくので、かねてより念願の出家を望むも、源氏(六条院)は許さない。三月、紫上は後世を願って法華経千部の供養を二条院で営んだ。夜を徹しての舞楽、陵王の舞にうち興じる人々の姿を見つつ、紫上は死期を悟り、明石上と歌を交わす。

 夏、紫上を見舞った明石中宮に後事を託し、幼い匂宮には二条院の紅梅と桜の花守を頼んだ。秋、中宮、源氏と歌を交わしたのを最後に、紫上は二人に見守られながら夜明けごろに亡くなる。源氏は、今更ながらの紫上の落飾を夕霧に相談し、夕霧は死してなお美しい紫上に魅せられ追憶に浸る。

 野辺送りは八月十五日の明け方に行われたが、心乱れる源氏は出家に踏み切れない。世人は紫上を偲び、源氏は帝、致仕大臣のなどの弔問を受けた後、蟄居して仏道修行に専念するのだった。

 

 

 

 

 

第四十六回 『夕霧』その三 二月十八日(土)十九日(日) 2017年

源氏物語 夕霧 山下智子

 

 

 

2月18日(土)

      19日(日)

 

 第46回

 「夕霧」その三 第三十九帖

 

東長寺 ・ 文由閣  

最寄り駅:四谷三丁目、新宿御苑、曙橋

 

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

御予約 2500円

当日  3000円

 

東長寺・文由閣への アクセス

 

源氏物語 夕霧 山下智子
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うらみわび胸あきがたき冬の夜に

また鎖しまさる関の岩かど

 

 

 

まじめな人が狂いはじめると

別人のようになってしまうときいてたけど

 ほんまのことやった 

                             (夕霧より)

 

 

「夕霧」の巻《その三》 あらすじ

 

 夕霧大将は女二宮(落葉宮)の母一条御息所法要の後、世間には女二宮との結婚は御息所の遺言によるものと思わせて、一条宮に迎える準備にかかる。女二宮は失意のどん底にありながら、御息所の甥大和守や女房達に促され一条宮に帰着すると、大将はすでにあるじ顔で住んでおり、邸内は人の気配も多くて以前とは似ても似つかない。大将は小少将に手引きを求めて女二宮に近づこうとするが、女二宮は大将を拒んで塗籠に隠れて一夜を明かすのだった。

大将の母代わりの花散里は事情を聞くと、三条邸の正妻雲居雁に同情する。邸に戻った大将は雲居雁の嫉妬を宥めるのに言葉を尽くす。

 大将は小少将を説得し、女二宮が籠城を続ける塗籠に入り込み、世の道理を説き、契りを交わした。こうなった今は女二宮も塗籠から出、新しく婿となった大将の存在が一条宮を活気づかせる。

 

 一方、失意の雲居雁が子供達を連れて実家の大殿へ戻ったので、大将は説得に参じる。致仕大臣は世間体を考え娘をたしなめ、女二宮に文を遣わすのだった。

 

 

 

 

第四十五回 『夕霧』その二 十二月十日(土)十一日(日) 2016年

 

 

キッド・アイラック・アート・ホールでの最後の公演となりました。

源氏物語 夕霧 ちらし 山下智子

 

 

12月10日(土)

       11日(日)

 

 第45回

「夕霧」その二 第三十九帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

源氏物語 夕霧 裏 山下智子

 

 

いつとかは驚かすべき

開けぬ夜の夢さめてとかいひし一言 

  

 

「昨夜でさえ

どないに思うてお明かしやしたやろう

今日も今まで文さえ差し上げんと」と

いいようもない気がおしやす

                 (夕霧より)

 

 

 

「夕霧」の巻《その二》 あらすじ

 

  

 

 一条御息所は、娘女二宮(落葉宮)が夕霧大将と一夜を過ごしたと勘違いし大将に文を送ったが、読もうとする大将の背後から妻雲居の雁が文を奪ってしまう。釈明、抗弁も聞き入れられないまま、翌夕暮れになってやっと文を見つけ出した大将はその内容に愕然とする。すぐに文を遣わすが、その頃には悲嘆に暮れるあまり御息所の病状は悪化、急逝する。葬儀の準備中に急ぎ小野の山荘に女二宮を見舞った大将だが、悲しみの底にある女二宮は応対を拒む。大将は思いを残して小野を後にし、葬儀を盛大にと心尽くしの手配をした。

 

 女二宮から文の返事がないままに、大将は決意を以て小野に赴く。小少将は取り次ぎに苦心、やはり頑なな態度を崩さない女二宮に、大将は傷心の思いで帰宅する。雲居の雁は夫の心変わりを悲しみ、噂を聞いた六条院源氏も心配し、大将の真意を探ろうとするが生真面目な返答があるのみだった。女二宮は出家を思い、紫上は女の処世の難しさをつくづくと思うのだった。

 

源氏の子息夕霧大将真面目一徹の不器用な恋は、山里を離れ都までに波紋を広げてゆくことになります。

 

 

第四十四回 『夕霧』その一 十月十五日(土)十六日(日) 2016年

山下智子源氏物語  夕霧語り会ちらし
夕霧

 

10月15日(土)

       16日(日)

 

 第44回

「夕霧」その一 第三十九帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

山下智子源氏物語 夕霧ちらし
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山里のあはれを添ふる夕霧に

立ち出でむ空もなき心地して

 

 

中空な有様やなあ。

 帰る道はみえず 籬には霧がたちこめて 

立ちどまることも出来んように追い払おうとおしやす。

恋になれぬ者はこないな目にあうのや。

                 (夕霧より)

 

 

 

 

「夕霧」の巻《その一》 あらすじ

 

  一条宮(女二宮/落葉宮)への思慕を募らせる夕霧大将は、折から物の怪に悩む母御息所が加持祈禱のために宮とともに移り住んだ小野の山荘を見舞い、霧立ちこめる夕暮れ時、山荘にとどまって宮に恋情を訴えた。しかし、夫柏木衛門督を亡くし、母の病に心痛が絶えない宮は固く心を閉ざし、大将は思いを遂げぬままに引き下がる。

  翌日御息所は、祈祷に来ていた律師から、大将が明け方に戻ってゆく姿を見たと聞き、宮の浮き名が立つことを恐れ嘆く。宮と対面するも、自らの宿世の拙さにひしがれる宮は食事にも手をつけず、事情を聞き出すことができなかった。そこへ大将からの文が届く。御息所は二人の仲を許すかと心がかたむきかけたところであったが、今夜の訪れがないことを知ると悲嘆に暮れ、大将の不実に苦言の文を涙ながらにしたためるのだった。

 

 

源氏の子息夕霧大将 真面目一徹の不器用な恋は思わぬ波紋を広げてゆくことになります。

 

 

12月公演予定  10日(土)11日(日)

 

キッド・アイラック・アート・ホールが閉館のため、来年2月公演から劇場が変わります。

2017年からの会場は 東長寺 文由閣 (最寄り駅 四谷3丁目/新宿御苑)です。

以下は終了した語り会です。公演記録として御覧下さい

 

第四十三回 『鈴虫』 八月二十日(土)二十一日(日) 2016年

源氏物語 鈴虫 山下智子

 

8月20日(土)

      21日(日)

 

 第43回

「鈴虫」 第三十八帖

 

 

京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

 

両日 3時開演

   2時半開場

 

御予約 2000円

当日  2500円

源氏物語 鈴虫 山下智子 ちらし裏
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心もて草のやどりをいとへども

なほ鈴虫の声ぞふりせぬ

 

「月をみる宵はいつもものあはれでない折はおへんけど

今宵の新月の色をみてますと

ほんまに

この世の外のことにまで

さまざまに思いめぐらされます」

                 (鈴虫より)

 

 

 

 

「鈴虫」の巻 あらすじ

 

  夏、尼となった女三宮の持仏開眼供養が行なわれた。念誦堂、自筆の経文など六条院源氏の心の入れ様は格別で、紫の上も心をあわせ、供養は盛大なものとなった。

 秋、女三宮の住む六条院御殿の前庭を野に造って虫を放った源氏は、今更ながらの思いを訴えるが、かえって女三宮を困惑させる。二人は虫の音をききながら七絃琴を合奏し、鈴虫の歌を唱和するのだった。折からの月を賞でて螢兵部卿の宮はじめ殿上人達が来訪し、管絃の遊びが始まると、亡き衛門督が偲ばれた。そこへ冷泉院からお召しがあり、源氏は諸ともに冷泉院御所に参上、詩歌管絃に夜を明かした。

  翌朝、源氏が秋好中宮のもとを訪れると、中宮の母御息所の罪障消滅を祈念する出家の意志を打ち明けられる。源氏は共感しながらも、中宮の願望を諫め、御息所の供養を勧めるのだった。

 

 

八年目をあゆみだします連続語り会、八月公演は「鈴虫」の巻。

ことばにならない思いが交錯し、哀切が深々と響き合う美しい巻です。

 

 

第四十二回 『横笛』 六月十八日(土)十九日(日) 2016年

源氏物語 横笛 ちらし 山下智子

連続語り会

 

6月18日(土)

  19日(日)

 

 

 第四十二回

「横笛」第三十七帖

 

会場  京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 

山下智子 源氏物語 ちらし 横笛
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笛竹に吹き寄る風のことならば

末の世長きねに伝へなむ

 

 

「この人が生まれ出やすための約束ごとで

あのような思いもかけんことも起こったのやろう。

逃れられぬことやったのや。」

                   (横笛より)

 

 

「横笛」あらすじ

 

 春、柏木衛門督の一周忌に人々は故人を偲び、源氏、夕霧は心を尽くして供養を営んだ。女三宮のもとを訪れた源氏は、その可憐な尼姿を今更に惜しみ、這い出して来た薫の若君が朱雀院から贈られた筍に無心にかじりつく姿をいとおしむ。気品溢れる薫君の成長を見るにつけ、自身の老いとこのような宿縁についてもの思う源氏であった。

 夕霧は、衛門督がいまはの際に遺した言葉が心から離れない。秋になると一条宮を見舞い御息所に対面、衛門督の愛した和琴を弾く。女二宮と「想夫恋」をわずかに合奏し歌を交わし、意中を仄めかす。御息所から贈られた衛門督遺愛の横笛を手に御殿に戻ると、その夜の夢に衛門督が現れ、夕霧が笛を所有することに異議を唱えるのでその処置に窮する。夕霧は六条院に参上し、若君に衛門督の面影をみるがその考えを打ち消し、源氏に衛門督の夢と遺言を伝える。源氏は笛を預かるが、夕霧が真相に迫っていることを知る。

 

 

 

第四十一回 『柏木 其の二』 四月二十三日(土)二十四日(日) 2016年


連続語り会

 

4月23日(土)

  24日(日)

 

 

 第四十一回

「柏木」第三十六帖 (其の二

 

会場  京王線 明大前

キッド・アイラック・アート・ホール

 


源氏物語 柏木ちらし 2 山下智子
クリックすると拡大します


 

誰が世に種はまきしと人問はば

いかが岩根の松は答へむ

 

 

「女宮にも、とうとうお逢いやさずじまいで
   泡の消え入るようにお亡くなりやした。」

                  (柏木より)

 

 

柏木 その二   あらすじ

 柏木衛門督は見舞いに訪れた夕霧に病の真因を打ち明け、後事を頼むと、周囲の祈りの甲斐もなく亡くなった。正妻女二宮(落葉宮)とその母御息所はもとより、衛門督の父至仕大臣の嘆きは言いようもない。尼となった女三宮も、衛門督との宿縁に涙した。
 三月、女三宮の生んだ若宮の五十日(いか)の祝が催されたが、尼宮と心通うべくもない六条院の心境は複雑で、若宮に面影を映した衛門督の早逝を惜しみ、尼宮の心中を察するのであった。
 夕霧は世の中が悲しみに暮れる中、女二宮の実家一条宮を見舞い、心篤く御息所と故人を偲んだ。また、至仕大臣邸を訪ね唱和を以て哀悼した。以来、夕霧は一条宮を常に見舞い女二宮と歌を交わすうち宮への思いが深まり、一条宮の女房達も夕霧と女二宮の再縁に期待を寄せるようになる。

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