京都 1月20日 白沙村荘 2月10日(カメリア)
東京 1月26日(亀有) 28日(蓮根) 2月23日24日( 成城)
大阪 2月3日(西区)
夕霧の恋 六条院完成
第二十一帖 『乙女』
日かげにもしるかりけめや 乙女子が天の羽袖にかけし心は
大きな童が 濃い紫の衵(あこめ)に紫苑色の織物を重ね
赤い朽葉色のうすものの汗衫(かざみ)を着て
たいそう物なれた様子で
廊、渡殿の反橋を渡ってるのどす
第二十一帖 『乙女』 あらすじ
源氏は未だ朝顔の前斎院を思い切れずにいる。朝顔の叔母女五の宮も源氏との結婚を勧めるが、朝顔は応じない。夕霧は十二歳になり元服する。父源氏は、思うところがあって夕霧の位を六位に留め、大学で学ばせることにした。同じ年に斎宮の女御が立后、源氏は太政大臣となる。右大将(かつての頭の中将)は内大臣に昇進するも、娘である弘徽殿女御が中宮になれなかったのを恨み、源氏への対抗心が増してゆく。そんな折、もう一人の異腹の娘雲居雁と夕霧が相愛の仲と聞き、これを引き裂こうとする。失意の夕霧ではあったが、冬、源氏が五節の舞姫に献じた惟光の娘を垣間見、その美しさにひかれて歌を贈る。源氏は、花散里に夕霧の後見を託す。
明けて二月、朱雀院行幸での省試(式部省の試験)に合格した夕霧は進士(文章生)となり、五位に昇進する。
八月、源氏は壮大な六条院を完成させ、四季の庭を配したそれぞれの御殿に、紫上、花散里、中宮、明石君を呼び寄せた。
太政大臣となった源氏が完成させた六条院御殿は、帝の後宮さながらに、四季折々に花と輝く女君達の住まいとなって都中の注目を集め、源氏の地位は揺るぎのないものとなります。そんな中、子息夕霧は誰も予想しなかった低い位と従妹 雲居雁との引き裂かれた恋に苦しみながら成長してゆきます。
絢爛の時代の幕開きとなる「乙女」をお聞き戴くのは、銀閣寺にほど近い 白沙村荘。
日本画家 橋本関雪画伯がアトリエとして造営された 素晴らしい庭園を有する邸宅、その広大な敷地内に建つ「橋本関雪記念館」です。まるで屏風絵を見るように東山 大文字を間近に眺めながらお聞きいただく「乙女」の巻、六条院の住人のような気分を味わって頂けるかと思います。また画伯の作品の数々もご覧いただける、贅沢な語り会です。
1月20日(日)午後2時開演
語り会の開場は1時30分 です。
庭園などゆっくりと御覧になる方のために、
受付は1時から開始致しますが、受付での御手荷物などのお預かりは出来ませんことをご容赦下さい
ところ 橋本関雪記念館(白沙村荘内)
http://www.negaigamatoe.com
左京区浄土寺石橋町37
TEL 075-751-0446(当日のみ)
ご参加費 3500円 要予約
(庭園、記念館の入館料が含まれます)
全席 御椅子席です。
鉄道+タクシー・・・ JR京都駅、阪急烏丸駅から市営地下鉄→今出川駅からタクシー
市バス・・・100(JR京都〜)、32(阪急河原町〜)→銀閣寺前 下車
17系統(JR京都、出町柳〜)、5系統(京都、河原町〜)→銀閣寺道 下車
駐車場はございません。コインパーキングをご利用下さい。
お申し込みは以下からどうぞ
一月二十六日(土)亀有連続語り会 「若菜下」其の四
明大前の連続語り会を我が町でも!と、亀有で企画して下さった
座・スーパーマーケット主宰 田村啓子さん。
今回は『若菜げ』最終回です。女三宮の懐妊に不実があったことを知った源氏の苦しみは怒りとなって柏木をおののかせます。壮大な若菜のクライマックスです。
手作りのあたたかい語り会です。聞き逃した・・・という方も是非どうぞ
午後二時開演 (一時半開場)
前売り 2800円(当日3500円)
お茶と巻にあわせた創作和菓子もお楽しみに!!
主催 座・スーパーマーケット
お申し込み/お問い合わせ先 03-3603-0338 (受付時間11時から17時)
藍ホール 葛飾区亀有3-21-11藍ビル3F 地図
お申し込みの際 このサイトをご覧になったとお伝え下さい。
一月二十八日(土)蓮根図書館 「松風」
長く続けさせて頂いている蓮根と語り会です。今回は「松風」を語ります。
対象:中学生以上 定員:50名
受付:12月21日(金)9時より蓮根図書館カウンターまたは電話にて受付。
※定員に達し次第、申込終了とさせていただきます。
二月三日(日)大阪西区民センター 「桐壺」
大阪西区での連続語り会がいよいよ始まります。
日 時 2月3日(日)開場13:30 開演14:00
費 用 2,000円(前売り) 2500円(当日)
定 員 80名(先着順)
締 切 当日券販売時まで(先着順)
出 演:紫苑語り会主宰 源氏物語 女房語り 山下智子
二月 十日(日)京都 カメリアガーデン 「雨夜の品定」
龍安寺そばの近代和風建築を会場に、海外の方向けに茶道体験を提供されるカメリアさん主催の語り会です。
お抹茶とお菓子のサービスとともに、ゆったりと「雨夜の品定」をお聞きいただきます。
https://www.tea-kyoto.com/location/garden/
◎お問い合わせ
イベントへのお申込み、お問い合わせは全て下記アドレスまでご連絡ください。
camellia.teaceremony@gmail.com
二月 二十三日(土)、二十四日(日)東京連続語り会 「宿木」その一
2019年
2月 23(土)
24(日)
第58回
「宿木」その一 第四十九帖
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 2500円
当日 3000円
今すぐ じきに帰ってきまひょう
一人で月をお見やさんといとくれやす
心を残して行くので ほんまに辛い
「宿木」より
宿木 その一 あらすじ
帝は、薫を娘の婿にと考え、碁の勝負にことよせてそれとなく女二宮との縁談をもちかけたが、亡き大君を忘れられない薫はその気になれないでいる。
左大臣(夕霧)は帝の意向を耳にし、娘六君は匂宮にと明石中宮に願い出、匂宮はしぶしぶながら婚姻を決意する。年が改まり、薫も、帝の思し召しに背いてはと女二宮との婚姻を決意した。
匂宮は六君の婚儀が八月に決定したことを中君に言い出し難く、これを人伝に聞いた中君は、宇治を出て都に来たことを悔やみ、自身の懐妊を匂宮に知らせることも出来ずにいた。婚礼の日、左大臣邸からの迎えでやっと出かけた匂宮だったが、六君はなかなか好ましい姫であった。翌朝、六君からの後朝の使いに気付いた中君は、諦めの心境で故郷宇治の晩秋を侘びしく懐かしみ、この日も眠れぬ夜をあかすのだった。
宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わりました。
キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターであった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。
源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。
成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。
皆様のお越しをお待ち申しあげます。
これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。
30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。
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