山下智子(やましたともこ)プロフィール

 京都市生まれ 。

仲代達矢主宰 無名塾に入塾、6年間活動後移籍。

舞台、TVにて活動。

2003年NHKBS海外ドラマの吹き替え、ラジオドラマなどで、一時休止していた活動を再開する。

2004年より NHKラジオ第一放送の「歌謡ドラマ」に6年間レギュラー出演、脚本も提供

BSJapamはじめ映像番組やドキュメンタリーのナレーション。

 

カシオ電子辞書古典朗読、大修館書店古典教科書CD、 詩の朗読とダンスとのコラボレーション。

宮沢賢治、内田百閒など小説の朗読会。

京音調での蕪村俳句の朗読。

創作文楽と語りのコラボレーション。

雅楽演奏と京音調源氏物語、枕草子朗読など古典朗読。

文楽人形芝居での浄瑠璃に代わる一人語り。

 

 ライフワークとして、京ことば訳源氏物語」の女房語りを通し、失われゆく美しい京ことば、やまとの心を後世に伝えるべく源氏物語全五四帖の連続語り会をはじめ各地で語りの会を開く。京都連続語り会 東京連続語り会

 

 2012年には、ワルシャワ大学日本学科(ポーランド)、パリ(フランス)、ベルン日本大使館(スイス)で

2014年には2月にパリ日本文化会館、イナルコ大学、6月スイス・リヒテンシュタイン六都市で語り会を開催。

 雅楽、琴、和編鐘などの楽器との共演による源氏物語では、古典作品の表現に新たな可能性を見いだしている。

紫苑語り会主催の全五四帖連続語り会は、東京世田谷区のアトリエ、京都の各地で継続中。

大阪西区、東京亀有、京都亀岡でも五四帖連続語り会に出演。

 

 

 

京都発祥の中世初期歌舞伎踊りを学ぶ。

古典の日推進委員会派遣の 「語り部」

2011年開催の国民文化祭京都の特命大使

2019年より京都観光おもてなし大使

2021年 CD【紅葉賀】をリリース

京都市在住 紫苑語り会主宰 

 


過去の主な出演

無名塾公演 ハムレット

三島由紀夫近代能楽集 道成寺 主演
           熊野 主演(文化庁制作)
こまつ座公演 イヌの仇討ち
劇団昴公演 客演 じゃじゃ馬ならし (ビアンカ役)

                    など
 
NHK朝のテレビ小説、2時間ドラマ、時代劇シリーズ等の出演 多数
火曜サスペンス劇場 主演
旅番組のレポーター
平山郁夫画伯ドキュメンタリーシリーズ ナレーション
洋画吹き替え
TBSラジオ図書館、FMシアター 等のラジオドラマ、
ドキュメンタリーのナレーション 他

 

 

山折哲雄先生のお言葉の引用文です。

『京ことばで語る源氏物語』

 

 

 

浮世遊びほややかに

日常の一コマ


令和元年 秋

京都観光おもてなし大使の

任命を受けました


中井和子先生

中井先生との出会いがなかったら
京ことばで源氏物語を語らせて頂くことはなかったかも知れません。
先生のお宅へお邪魔しては、朗読を聴いていただき、
泉の涌くように先生が語ってくださる源氏物語の奥深さに耳を傾けるひとときは
本当に貴重なものでした。

【中井和子先生 プロフィール】
京都市出身。京都大学文学部国文学科を卒業。
京都府立大学短期大学部教授を経て、現在は京都府立大学名誉教授。
2009年1月28日 永眠。
主な著作
「京ことば源氏物語」(大修館書店)
「尼門跡の言語生活の研究調査」(共著/風間書房)
「源氏物語ーかさねの世界」(大修館書店)
「源氏物語ーいろ・にほひ・おと」(和泉書院)
「源氏物語ー折々のこころ」(大修館書店)
「源氏物語と仏教」(東方出版)
「21世紀によむ日本の古典6 源氏物語」(ポプラ社)他

 

 

支えてくださる方々 現在過去

 池澤正晃さんの監修

 

「京ことば源氏物語」出版社の大修館書店で、「現代京ことば源氏物語」の企画、編集を担当され、中井先生のお側で本作りをなさった蔭の大物。ナイトのように?中井先生をエスコートされたその姿はスマート且つ物静か。誉めすぎ。

中井先生亡き後、池澤さんのご助言、監修のもと活動を続けさせていただいています。
無類の京都好きで骨董収集家。その昔、かの「大漢和辞典」の作製にも携わったというこの方は、頭の中に詰まっていないものがないのではと思うくらいの博識、その実かつてはボーイスカウトの団長さんを務められるなど、アウトドア派でもあるのです。口癖は「いいなあ、源氏の君」さてこの真意は・・・。

 

伊吹和子先生の監修

 

 中央公論社で谷崎源氏の秘書、編集をはじめ水上勉氏、川端康成氏、司馬遼太郎、井上靖氏など錚々たる作家の編集をなさった伊吹和子先生生粋の京女でいらっしゃいます。その京ことばの美しさに惚れて、お邪魔しては御指導戴いています。中井和子先生ともかつて大学の研究室でご一緒され、私の活動にも深いご理解をいただきました。2015年12月16日、旅立たれました。

 

アトリエ第Q藝術 早川誠司さん 高山なおきさん

 

東京連続語り会は、明大前にあったキッドアイラックホールから2009年8月、スタートしました。早川誠司さんはその第一回目から照明、音響で御世話になっています。その後閉館し、一年ほどは東長寺さまで続投、その間に早川さんは、日本画家高山辰雄氏のアトリエを、オーナーの高山なおきさんとともに「アトリエ第Q藝術」として開かれました。五十四帖完読という無謀な企画にずっと寄り添って下さって、これからも第二ラウンドにお付き合い戴く素晴らしいお二人です。

 

鈴木衛さんのデザイン

 

 デザイナーの鈴木衛さんは、2009年からの明大前キッド・アイラック・アート・ホールでの「京ことば源氏物語全五十四帖連続語り会」第一帖から、さまざまの語り会のチラシをデザインして下さっています。研ぎ澄まされた感性で、知る人ぞ知る写真誌「風の旅人」の1〜44号までのデザインもなさってい ます。

書店にも鈴木衛さん装丁の本が沢山並んでいます。

 サイトには京ことば源氏物語の素晴らしい紹介文と共にこれまでのちらしのデザイン画像を抜粋して見ていただけます。繊細で斬新な装丁の数々も是非御覧になってください。デザインに対する想いもmemoとして記されています。

 

チーム・アノニムと紫苑語り会京都事務局

 

京都での公演の時に御世話になっています。涉成園や国民文化祭などでの素晴らしい音響と柔らかな照明、youtubeへの映像upなど、一流の方々 が私の小さな活動を応援して下さっています。

 

天地空さんの雅楽

 

CD「紅葉賀」で雅楽を演奏してくださった、篳篥/雜喉文右衛門さん、笙/松岡仁美さん、龍笛/江口由美さんの三人からなる雅楽ユニット。間近で聞く雅楽の迫力は筆に尽くしがたく、一気にいにしえの旅に誘ってくださいます。

CD作成のために古典だけでなく、オリジナルの音源などご提供くださり、京都はじめ東京の連続語り会の第二ラウンドは雅楽の調べに乗せて語りをお聞き戴きます。

時には生演奏とともに語り会の開催もあります。

 

嶋村よし江さんの音楽

 

 長い物語をひとり語るときに、場面を変えたり、そのシーンの空気、自然の様、心の有り様にほのかな色をさしてくれる音楽。
嶋村よし江さんの作曲された曲は、寄り添うようにその場を引き立ててくれます。
京都に在住の嶋村さんは、十二単衣が似合いそうな京女。
本人そのままにしっとりと雅やかな世界を音に紡いでおられます。


 

福井秀彦さんのご縁

 

 私を中井先生に引き合わせてくださった方です。

烏丸三条にトーマス・スタジオを構え、 京都を中心に活躍される、作曲家、プロデューサー。最初にお仕事したのは私が20代の頃、ある映画で音楽の作曲を担当されたときでした。私はこの方を「平成のかぶき者」と呼んでいます。
生粋の京都人、扇の老舗十松屋さんの次男坊は、阿武野逢世という源氏名で古今和歌集等に曲をつけ、CD「あはれ」をひっさげて全国の春日大社を桜前線と共に北上公演。
古き良き伝統に裏打ちされたこの自由人が結んで下さった御縁で語りをはじめました。

 

 

 

 

お客様から協力サポーターへ

 

はじめはお客様として語り会にお越し頂いていた方々が、東京、京都の語り会の当日スタッフとして、受付や会場のご案内をして下さっています。

 

エム・ナマエさんと沢山のお耳

 

私たちには見ることの出来ない世界からファンタジーを紡ぎ出す全盲の絵本作家 エム・ナマエさん。

ある日スタジオを訪ねてくださったエムさんに、未知の世界の深淵を一瞬見せていただきました。キッド・アイラック・アート・ホールとのご縁をくださったのもエムさんです。2019年3月6日突然天に昇ってしまわれました。

鋭い耳で、暖かくいつも聴いてくださったエムさん、中井先生ゆかりの方々はじめ、沢山の方々に支えられて活動しております。エム・ナマエさんのサイト