スケジュール 9月 10月 (2019)

 

京都  9月28日(誉田屋源兵衛) 

    10月6日(カメリアガーデン)

東京  9月14日(国分寺 FlowerLifeビル

    9月16日(亀有藍ホール)

    10月19日20日(成城 アトリエ第Q藝術) 

大阪  10月26日(北浜 花外楼)

 

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 九月十四日(土) 語りと笙 「紅葉賀」

 国分寺 FlowerLifeビル 

源氏物語 胡蝶 山下智子 府庁 正庁

笙の演奏家 武智和子さんとの初共演です。

演奏と語りで「紅葉賀」の世界をお楽しみ戴きます。

20名ほどの小さな会、時間の関係で今回は縮小版で特に源氏と藤壺にスポットを当てて語ります。

 

物語は色とりどりに舞い散る紅葉の中、若き光源氏が、父帝の寵愛する藤壺の宮への胸に秘めた恋心を渾身の舞にのせて捧げる名場面、年が明けての皇子の誕生に帝をはじめ都中が喜ぶ中、藤壺の宮はこの若宮が源氏密通による不義の皇子であることにおののきます。光と闇が交錯する愛の苦難の物語です。

 

9月14日(土) 2時開演 (開場は1:30)

ご予約制 3000円 お茶とちいさな御菓子つき

070-5452-1116 にお申し込み下さい

 

会場は、西武国分寺線 国分寺駅 北口から数分

国分寺 FlowerLifeというアロマのお店横にある入り口から

七階に上がって戴いたスペースです。

 

 

 

 九月十六日(祝)亀有連続語り会 「鈴虫

源氏物語 横笛 山下智子

 

「鈴虫」 第三十八帖 

 

9月16日(祝) 

 

14:00開演

   開場は1時半

 

藍ホール 

葛飾区亀有3-21-11藍ビル3F 地図

 

お茶と創作御菓子付き

 

 

源氏物語 鈴虫 山下智子
クリックすると拡大します

 

心もて草のやどりをいとへども

なほ鈴虫の声ぞふりせぬ

 

「月をみる宵はいつもものあはれでない折はおへんけど

今宵の新月の色をみてますと

ほんまに

この世の外のことにまで

さまざまに思いめぐらされます」

                 (鈴虫より)

 

 

 

 

「鈴虫」の巻 あらすじ

 

  夏、尼となった女三宮の持仏開眼供養が行なわれた。念誦堂、自筆の経文など六条院源氏の心の入れ様は格別で、紫の上も心をあわせ、供養は盛大なものとなった。

 秋、女三宮の住む六条院御殿の前庭を野に造って虫を放った源氏は、今更ながらの思いを訴えるが、かえって女三宮を困惑させる。二人は虫の音をききながら七絃琴を合奏し、鈴虫の歌を唱和するのだった。折からの月を賞でて螢兵部卿の宮はじめ殿上人達が来訪し、管絃の遊びが始まると、亡き衛門督が偲ばれた。そこへ冷泉院からお召しがあり、源氏は諸ともに冷泉院御所に参上、詩歌管絃に夜を明かした。

  翌朝、源氏が秋好中宮のもとを訪れると、中宮の母御息所の罪障消滅を祈念する出家の意志を打ち明けられる。源氏は共感しながらも、中宮の願望を諫め、御息所の供養を勧めるのだった。

 

 

ことばにならない思いが交錯し、哀切が深々と響き合う美しい巻です。

 

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  東京の連続語り会を我が町でも!と、亀有で企画して下さった

座・スーパーマーケット主宰  田村啓子さん。

 

 

手作りのあたたかい語り会です。聞き逃した・・・という方も是非どうぞ

午後二時開演 (一時半開場)
前売り 2800円(当日3500円) 
お茶と巻にあわせた創作和菓子もお楽しみに!!


主催  座・スーパーマーケット

お申し込み/お問い合わせ先  03-3603-0338 (受付時間11時から17時)

藍ホール 葛飾区亀有3-21-11藍ビル3F 地図

 

 お申し込みの際 このサイトをご覧になったとお伝え下さい。 

 

 

 

 

九月 二十八日(土)京都連続語り会「蛍」

 

源氏物語 蛍 山下智子 京都 誉田屋源兵衛

 

第二十五帖『螢』

 

 

螢の光にうかびあがる美姫

源氏の物語論

 

声はせで身をのみ焦がす螢こそ 言ふよりまさる思ひなるらめ

 

 

そのまま夜も明かさんと

軒の雫みたいに涙がこぼれるのも苦しおすさかい

濡れ濡れて夜深うお出ましやした。

 

 

 

 

螢 あらすじ

 玉鬘は養父である源氏から求愛され悩んでいる。また兵部卿の宮からもしばしば懸想文が届くようになる。五月雨の頃、源氏は玉鬘にその返事を書かせ、宮が訪ねて来た折に、玉鬘の居る几帳のもとに螢を放ち、その光で姫の様子を垣間見せる。宮は玉鬘に魅了され歌を贈る。玉鬘は源氏の恋情や実の父内大臣に未だ引き合わせてもらえない不安定な立場に苦悩する。

 五月五日、六条院夏の町の馬場での騎射の催しの折にも、源氏は西の対の玉鬘を訪れる。その夜は花散里のもとで兵部卿の評などし、穏やかに過ごす。

 長雨の頃、六条院の女君達は絵や物語に熱中している。玉鬘を訪れた源氏は、物語論に言寄せて姫に思いを訴える。また紫上に対しても物語に対する持論を語る。

 夕霧は内大臣によって裂かれた雲居の雁を恋しく思う。一方内大臣は今頃になって亡き夕顔の忘れ形見(玉鬘)を捜し出そうと手を尽くす

 

 

誉田屋源兵衛さんは、京都室町において 創業二百八十年以上の歴史を誇る帯匠です。

今回の語り会では、十代目御当主 山口源兵衛氏のご厚意を得て、西陣織伝統の技術に革新の魂を吹き込み 織られた帯を展示、皆様にご覧いただけます。

着物に興味のない方も、是非この貴重な機会に京都の誇る重厚な文化にふれてみて下さいませ。

 

 

 本文の前に30分のあらすじ解説をいたしますので

初めての方もご遠慮なくどうぞ

 

 

第23回 【蛍】第二十五帖

 

9月28日(土)午後2時開演

        開場は1時30分時です。

 会場 誉田屋源兵衛 竹院の間

   中京区室町三条下る   地図   

  075-254-8989 当日のご連絡のみ。

 

 

ご参加費 3500円 要予約

 

 椅子席をご希望の方は数に限りがございます。

現在はお座布団席のご予約のみ承ります

 

お申し込みは以下からどうぞ

 

源氏物語 蛍 誉田屋源兵衛 山下智子
クリックすると拡大します

メモ: * は入力必須項目です

 

 

十月六日(日)カメリアガーデン「夕顔」

 

龍安寺そばの近代和風建築を会場に、海外の方向けに茶道体験を提供されるカメリアさん主催の語り会です。

お抹茶とお菓子のサービスとともに、ゆったりと「夕顔」の巻をお聞きいただきます。

 

https://www.tea-kyoto.com/location/garden/
  
◎お問い合わせ
イベントへのお申込み、お問い合わせは全て下記アドレスまでご連絡ください。
camellia.teaceremony@gmail.com

 

 

 

 

十月 十九日(土)二十日(日)東京連続語り会「東屋」後編

 

源氏物語 東屋 山下智子 アトリエ第Q藝術

 

2019年

10月  19(土)

        20(日)

 

 第62回

 「東屋」後編 第五十帖

 

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 最寄り駅:成城学園前 (小田急線)

 

両日 3時開演( 開場 2時30分

 

 

御予約 3000円

当日  3500円 

 

源氏物語 東屋 ちらし 山下智子
クリックすると拡大します


 

形見ぞと見るにつけては朝霧の 所せきまで濡るる袖かな

 

 

 

しばらくはここに隠しておこう
と思うにつけても逢わいでは寂しいことやろうし 
いとおしうお思いやすので
やさしう話うてお暮らしやす

 

 

「東屋」より

 

 

東屋 後編 あらすじ

 

 中君が髪を洗っている間に寝殿に渡ってきた匂宮は、偶然に浮舟を見つけて近づく。言い寄られた浮舟は、母中宮の容態急変の知らせが入って危機を脱する。中君は、恐ろしい思いをした浮舟を慰めながら姉大君生き写しの異母妹を愛おしく思う。このことがあって、母中将は浮舟を二条院から連れ出し、三条の隠れ家に住まわせる。
 紅葉の頃、 御堂完成の知らせを受けて宇治に赴いた薫は、そこで浮舟の居所を聞く。浮舟への思いを薫から託された老女弁は、三条の隠れ家に浮舟を訪ねて薫の意向を伝える。
雨の夜に三条の家を訪れた薫の、濡れた袖から立つ芳しい香りは驚くほどであった。浮舟に躊躇いはあったが、中君から人柄も聞いており、亡き大君の形代ともいわない薫の恋情を受け入れた。
 翌日薫は都から宇治への通い路も感慨深く浮舟を宇治に連れ帰った。琴を爪弾き穏やかに語る薫の様子に、浮舟は自身の田舎育ちを恥じ入りながらも心惹かれてゆくのだった

 

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 今回は関西で活躍される手描き友禅作家 尾崎尚子さんの源氏物語作品を、アトリエ地下のギャラリーに展示、二日間だけの贅沢な源氏物語世界が実現します。
  通常はその行程を分業する友禅染を、尾崎尚子さんは一人でこなし、柔らかな色調に源氏物語の意匠を籠めた作品をお手にとってご覧戴き、お求めいただける展示会となっております。
  作家ご本人も二日間お越しになるので、友禅の手法や行程など、興味深いお話しも覗えます。

 

友禅展示は1時から 19日は7時、20日は6時まで 

語り会に不参加の方でも無料でご覧いただけます。

 

 

 宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わりました。

 

キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターであった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。

 源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、毎回その中から一作を展示していただいています。

 御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。

 成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。

皆様のお越しをお待ち申しあげます。

 

 

これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。

30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。

  

お問い合せ/お申し込み  

*以下のフォームからお申し込み下さい 

 

 アドレスの登録をさせていただき、次回以降のご案内を差し上げます。

メモ: * は入力必須項目です

 

 

十月二十六日(土)大阪北浜 花外楼「紅葉賀」

 

花外楼 北浜本店は1830年 天保元年創業という歴史を誇る料亭です。
明治8年、日本の立憲体制の礎となる大阪会議の舞台となりました。
その成功を祝って「花外楼」と命名。名付け親は木戸孝允(桂小五郎)です

一時間の語りの後、お食事をお楽しみ下さい。 

 

紅葉賀

色とりどりに舞い散る紅葉の中、若き光源氏が、父帝の寵愛する藤壺の宮への胸に秘めた恋心を渾身の舞にのせて捧げる名場面、年が明けての皇子の誕生に帝をはじめ都中が喜ぶ中、藤壺の宮はこの若宮が源氏密通による不義の皇子であることにおののきます。光と闇が交錯する愛の苦難の物語です。

 

 

日  時:2019年10月26日(土)講演/11:00 お食事/12:00

会  場:花外楼北浜本店
料  金:お一人様¥10,000(税・サ込)
※お飲物代は別料金
お振込先:三菱UFJ銀行 大阪中央支店   普通4114780 口座名 株式会社花外楼

お申し込み 06−6231−7214