京都 3月27日(土) (法然院)
東京連続語り会は、コロナ禍のために休止しております。必ず再開致しますのでもう暫くお待ち下さい!!
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紫の雲にまがへる菊の花
濁りなき世の星かとぞ見る
藤の裏葉 あらすじ
内大臣は夕霧の縁談を耳にし、娘雲居雁との結婚をついに許そうと和解の機会をうかがう。四月、自邸の藤の宴に招いてめでたく結婚の運びとなった。内大臣は六年越しの恋を結実させた立派な婿を丁重にもてなした。
明石の姫君(十一歳)の春宮入内は四月二十余日と決まった。養母紫の上は生母明石の御方を思いやり、後見役を譲ることにし、紫の上と明石の御方ははじめて対面、互いに相手の美質を認めあう。紫の上に引き取られて八年、姫の成長に明石の御方は夢を見ているようであった。
明年四十の賀を迎える源氏のために帝をはじめ宮廷中が準備に奔走していた。秋、源氏は准太政天皇の処遇を受ける。内大臣は太政大臣に、夕霧は中納言にそれぞれ昇進した。
冬、冷泉帝の六条院行幸があり、朱雀院も御幸、かつての紅葉の賀を彷彿とさせる盛儀で、源氏の栄華はここに頂点に達する。
法然院さん
疎水のほとり哲学の路からのぞむ善気山よりおりてくるやわらかな大自然の息吹。
鹿ヶ谷の法然院さんには静寂の中に豊かな生き物の気配が溢れています。
数寄屋造りのかやぶき屋根の山門につづく参道両脇の白砂壇(びゃくさだん)には季節の花などが描かれ、源氏物語を訳した谷崎潤一郎氏の墓所もあります。春は椿、秋は紅葉と心惹かれる空間です。先の台風21号によって根こそぎ倒れた大木の一本が池に橋を架けたようにそのまま横たわっている様は、豊かさをくれる自然の偉大な力を心にしっかりと留めておかねばならないことを教えて頂いているようです。
会場となる大書院は通常非公開の広間です。森に包まれた空間が、美しい春の夕暮れ時に浮かび上がることでしょう。
4時に閉門です。殆どのお客様がそれ以降にお越しになると思います。4時以降は脇の坂からお寺にお入り頂き、山門は内側からご覧ください。開場までのお時間 お庭など散策していただけます。 受付開始〜会場にお入り頂けるのは5時からです。
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コロナウイルス感染防止対策といたしまして、広い会場にお席の間隔をあけ、お客様にも恐縮ですがマスク着用をお願い致します。マスクで対応出来ない万が一の時のためにハンドタオルなどご持参下さい。受付には消毒薬、除菌シート、スクリーン、スタッフのマスク着用、換気など、できる限りの対策を取ります。語り手の正面にはアクリル板のスクリーンを設置致します。
また今回は御予約の皆様の御名前と御電話番号をお伺い致します。万が一の場合提出が必要なときに備えてのもので、紫苑語り会が厳重に管理致します。ご理解とご了承を頂きたく存じます。