京都 7月9日(泉屋博古館)「鈴虫」 3日は特別企画
7月16日 大圓寺 「夕顔」
東京 7月28日(金) 紀尾井ホール 「夕顔」
8月19日、20日(成城 アトリエ第Q藝術)「桐壺」
心もて草のやどりをいとへども
なほ鈴虫の声ぞふりせぬ
「月をみる宵はいつもものあはれでない折はおへんけど
今宵の新月の色をみてますと
ほんまに
この世の外のことにまで
さまざまに思いめぐらされます」
(鈴虫より)
「鈴虫」の巻 あらすじ
夏、尼となった女三宮の持仏開眼供養が行なわれた。念誦堂、自筆の経文など六条院源氏の心の入れ様は格別で、紫の上も心をあわせ、供養は盛大なものとなった。
秋、女三宮の住む六条院御殿の前庭を野に造って虫を放った源氏は、今更ながらの思いを訴えるが、かえって女三宮を困惑させる。二人は虫の音をききながら七絃琴を合奏し、鈴虫の歌を唱和するのだった。折からの月を賞でて螢兵部卿の宮はじめ殿上人達が来訪し、管絃の遊びが始まると、亡き衛門督が偲ばれた。そこへ冷泉院からお召しがあり、源氏は諸ともに冷泉院御所に参上、詩歌管絃に夜を明かした。
翌朝、源氏が秋好中宮のもとを訪れると、中宮の母御息所の罪障消滅を祈念する出家の意志を打ち明けられる。源氏は共感しながらも、中宮の願望を諫め、御息所の供養を勧めるのだった。
ことばにならない思いが交錯し、哀切が深々と響き合う美しい巻です。
今回は源氏物語図屛風とともにお聞き戴きます!
泉屋博古館特別企画展「歌と物語の絵-雅やかなやまと絵の世界」と題して、源氏物語、伊勢物語、平家物語など、選りすぐりのやまと絵をご覧いただけます。勿論あの驚異の青銅器のコレクションもご堪能戴けます。
また今回は 泉屋博古館さんの特別企画として 7月3日に
「京ことばで楽しむ源氏物語図屏風」にて 屛風を拝見しながら源氏物語をお聞き戴く素敵な時間をいただけます。 お申込は別途こちらへ!↓
https://sen-oku.or.jp/event/20230703_genjikatari/
第四帖 「夕顔」七月十六日(日)大圓寺(京都 亀岡)
7月16日(日)
ところ 亀岡 大圓寺
開場 13時30分より
開演 14時 (16時終了予定)
ご参加費 3000円
要予約 全椅子席。40席限定
大圓寺 京都府亀岡市西町11
亀岡駅から徒歩10分
お問合せ 0771-24-2168(舞舟)
地元アーティスト 油彩画家 吉田緑さんの作品を会場でご覧頂けます。
この語り会のために新作「夕顔」を描いて下さいました!
源氏物語六歌撰「夕顔」七月二十八日(金)紀尾井ホール
花、衣、語、舞、踊、奏
刻を越え源氏物語をいまにひもとく
若き源氏の儚い恋を描いた「夕顔」を六つの大和の美で表現するコラボレーション。
恋の物語 というだけでなく、女という生き物、一つに溶け合わない心と身体、魔性というもの、手に取れるもののあやうさといったものが神話をベースに描かれる興味深い帖です。
花柳流の舞手 花柳たけひろ華さん、琴奏者 小野真由美さん、上方舞 吉村珠尾さん、そして語りは山下智子です。
また舞台美術として、染色作家 玉村咏さんの御着物、華道家の小山幸容さんの活け花が夕顔の世界へと誘ってくれます。
7月28日(金) 19時開演 (開場は18時30分)
会場 紀尾井ホール
入場料 5千円 全席自由
ご予約はこちらへ
東京公演 全五十四帖再び!
『桐壺』 8月19日(土) 20(日)
アトリエ第Q藝術 成城学園前
2009年8月より、コロナ禍による中断を経て2023年6月に全五十四帖を語り終え、皆様の篤いご要望を嬉しく受けて、8月よりまた二巡目の全五十四帖が始まります。
いづれのおほんときにか から始まる源氏の果てしない旅を是非ご一緒ください。
第1 回
第一帖 「桐壺」
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
8月19日(土) 20日(日)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 3500円 当日4000円
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