京都 9月8日(日)ちおん舎 14日(土)亀岡能楽堂
京都 10月6日(日)冬青庵能舞) 14日(月祝)文芸和) 30日(水)長楽館
東京 10月19日(土)、20日(日)(アトリエ第Q藝術)
四十五帖「橋姫」宇治十帖 第49回公演
九月八日(日) ちおん舎 大広間
「扇でのうても これででも
月は差し招くことはできるのでござりましたえ」
というて 月をお見やしたお顔はたいへん可愛らしうて
はんなりとうつくしいのでござります。
「橋姫」より
橋姫 あらすじ
源氏の異母弟の八の宮は世間から忘れられたように、宇治の山荘で二人の姫を養育しながら仏道修行に励んでいる。冷泉院に伺候する阿闍梨から八の宮のことを聞いた薫は、 俗身でありながら聖の心境を得られるものかと八の宮に憧れ、宇治に通うようになった。
三年が過ぎた晩秋、霧深い宇治を訪れた薫は、月の光の下に箏と琵琶を合奏する二人の姫君を垣間見、夢のような美しさに心奪われる。この時応対した老女房の弁が、ふいに涙ながらに、気になっていた自身の出生について仄めかすので薫は動揺する。弁は亡き柏木の乳母の娘であった。
帰京した薫が匂宮に宇治の姫君のことを話すと、宮はたちまち関心を持った。
冬になり、八の宮は姫達の行く末を薫に託した。その夜、弁から自分が柏木の子であることを知らされ、女三宮と柏木の交わした文が二十年の時を経て薫に手渡されたのだった。
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いよいよ主人公は宇治橋を渡り、最終章の物語に足を踏み入れます。胸の奥底に沈められた初めての失恋、実体を持った女君の姿。そして明かされる過去の秘め事…。30分の解説で人間関係や背景をお聞き頂いた上で語ります。
会場 ちおん舎さん
今回の会場「ちおん舎」さんは、京着物文化を長く牽引してこられた老舗千吉さん所有の重厚な京町家です。しっとりとした中に、時をかさねた京の奥深さを感じる佇まいを味わって下さい。
千吉商店の歴史 千切屋一門の由来
京都における最古の商家の家柄として世に知られた千切屋一門西村家の遠祖は、遠く奈良時代の藤原淡海公の末裔に求められ、その祖貞喜は工匠神人として南都一条院に関係し、春日神社若宮祭事の時、興福寺衆徒の供進する千切花の台を毎年製作奉納していたと伝えられ、平安遷都の際、宮都造営の用を拝して京都に移住したと伝えられている。その後、応仁の乱に際して江州甲賀西村の里に何を避け、乱後京都に復帰して初めて法衣業を三条室町で始める。この法衣商人としての初代貞喜は、遠祖工匠神人貞喜に因んで「千切台」をその商標として屋号を「千切屋」と称し、名を千切屋与三右衞門と改めている。 → 続き
アクセス ちおん舎
地下鉄烏丸駅 南改札口/6番出口から
階段を上がり地上に出て右折
→三筋目を右折→少し進むと左手にちおん舎の看板
阪急烏丸駅 西改札口から
西改札口から22番出口を左折→4筋目を左折→3筋目を右折→ちおん舎
亀岡文化交流協会 令和6年度文化交流事業
九月十四日(土) 大本本部・春陽閣一階
亀岡城跡 大本本部には二つの能楽堂があり、亀岡市民に開放しておられる一堂で夕顔の巻をお聞き戴きます。これは亀岡市民を対象とした公演です。
第七帖「紅葉賀」
京都 冬青庵能舞台にて、色づく紅葉に先駆けて「紅葉賀」お聞き戴きます。
お二人の雅楽奏者をお招きし、雅な楽の音もお楽しみ頂きます。
日時 10月6日(日)午後2時開演(開場:午後1時30分)
料金 要予約 4000円(全椅子 )
会場 冬青庵能舞台
中京区両替町通二条上る北小路町97-2 075-241-2215(当日のみ)
後援 京都ライオンズクラブ
協力 冬青庵能舞台 チームアノニム 智子の友組
主催 紫苑語り会
お申込はこちらからどうぞ
十月十四日(月祝) 文化芸術会館 座敷
安森ソノ子さん主催の会にゲスト出演させて戴きます。
安森ソノ子さんの講演と仕舞の間の一時間ほどいただいて、語ります。
文芸会館の和室で、椅子席は数席 ほぼお座布団席となります。
お申込 ジャパン・ゴールド・アカデミー TEL & FAX:(075)491-8758
E-mail:sonoko33@outlook.jp 安森ソノ子さん
あちこちの講演で引く手あまたの人気歌人 林和清氏の講演と、山下智子の京ことば語りでお送りする「紅葉賀」
円山公園に佇む洋館「長楽館」で、御茶とケーキの素敵な時間をお過ごし戴いてから、講演と語りをお聞き戴きます。
優雅な時をお過ごし下さい。
10月30日(水)
会場 長楽館
ご予約 京都リビングカルチャー倶楽部 075-212-4728
料金 6500円 振込制(コンビニ振込料別途要)
いづれぞと露のやどりをわかむ間に
小笹が原に風もこそ吹け
たいそう若うて、可愛い声の、並の身分の人とは思われへんのが、
こちらへやってきやはるやおへんか。
ひどう嬉しうて、いきなり袖をお引きやす。
*
二月の二十日余りの頃、紫宸殿で桜の宴が催された。源氏の漢詩、舞が参集の群を抜いて喝采を博すのを、中宮という妃の最高位についた藤壺は複雑な思いで見守っている。その夜、酔い心地でそぞろ歩く源氏は、弘徽殿の細殿で「朧月夜に似るものぞなき」と口ずさみながらやって来る美しい女の袖を捉える。藤壺中宮へのいかようにもし難い思いをもてあましていた源氏はこの姫君と衝動的に契りを交わす。有明の頃、互いの扇を取り交わし二人は別れた。姫の身元を惟光らに探らせると、どうやら右大臣家の弘徽殿女御の妹であるらしい。
藤壺への思いをもてあまし、出会い頭の恋に溺れる源氏。
光る君の危険を省みない恋の衝動に 暗雲の兆しが・・・・。
第78回
第八帖「花宴」
10月19日(土) 20日(日)
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
徒歩2分
両日 3時開演( 開場 2時30分)
終演後自由参加の茶話会があります。
御予約 3500円 当日4000円
お席には限りがありますのでお早めに御予約下さい
お申込は以下からどうぞ