京都 11月24日(日)(府庁旧本館 正庁)
11月28日(木)、29日(金)、30日(土)(星のや京都嵐山)
大阪 12月7日(土)(花外楼)
東京 12月21日(土)、22日(日)(アトリエ第Q藝術)
四十六帖「椎本」宇治十帖 第50回公演
十一月二十四日(日) 京都府庁 旧本館 正庁
うちとけて というわけではおへんけど
前よりは少しは言葉も多う
ものなど仰せやす様子は
いかにも結構で奥ゆかしおす
「椎本」より
椎本(しいがもと) あらすじ
二月、八の宮の姫君に関心を寄せる匂宮は、宇治の夕霧の山荘に薫を訪ね管弦の遊びをした。楽の音は対岸の八の宮の耳にも届くのだった。
翌日、薫は八の宮を訪ね、その風雅な御様子に感じ入る。匂宮からは桜の枝を添えた姫君姉妹への文が届く。八の宮は中の君に返事を書かせつつ、姫君達の行く末を案じるのだった。
七月、八の宮は薫に姫君達の後見を託し入山、八月に亡くなる。薫は、法事など細やかに心を配る。匂宮も度々見舞いの文を送るが、姫君達は匂宮に心を閉ざしている。
忌が明け、姫君姉妹を見舞った薫は、几帳越しに感謝する大君のゆかしさに心引かれ、年末には恋する心を仄めかし、京に迎えたいと提案するのだった。匂宮は中の君に遠慮のない恋文を送り、そっけない返事に苛立っている。
年が改まり、夏、久しぶりに宇治を訪ねた薫は、障子の小さな穴から透き見をし、喪服姿の美しい姉妹につくづくと見入るのだった。
+++++++++
宇治の姫君に興味津々の匂宮が参入し、静かだった八宮周辺が波立ち始めます。求道心から訪ねたはずの宇治の地で、薫の心に確かな恋心が膨らんでゆきます。30分の解説で人間関係や背景をお聞き頂いた上で語ります。
京都府庁 旧本館
明治37年竣工、レンガ造で創建時の姿を留める現役の官公庁建物としては日本最古の建物です。
折上小組格天井が格調高い正庁では大正、昭和天皇即位の礼の際、閣議が開催されました。
友禅作家 東矢千嘉子作品展 「私の源氏 おんな物語」
今回は 成田株式会社様の御協力により、真糊糸目友禅という技法で、ほとんどの染色工程をお一人で作成されている東矢千嘉子さんの源氏物語作品を展示させて戴きます。染・生地と細部までこだわり、一切妥協することなく制作された希少な作品をどうぞご堪能下さい。
11月24日(日)午後2時開演
開場は1時30分時
会場 京都府庁 旧本館 正庁
https://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/
上京区藪之内町 下立売通新町西入ル
075-414-0808(当日のみ)
ご参加費 4000円 要予約
地下鉄「丸太町」下車、徒歩10分
三条京阪から10系統、京阪神宮丸太町から93、202,204系統「府庁前」下車 徒歩5分
正門右手の新町通の東門からお入り下さい。
駐車場はございません。コインパーキングをご利用下さい。
お申込は以下からどうぞ
十一月二十八日(木)、二十九日(金)、三十日(土)
星のや 京都嵐山 紅葉賀
星のや 京都嵐山にて 舞楽「青海波」の鑑賞や源氏物語「紅葉賀」の語りに触れ、平安時代の雅な雰囲気を味わいます。
源氏物語の語り会は、お泊まりの方に、8時からお聴き頂きます。
お問合せは星のや京都へ
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyakyoto/activities/13723/
花外楼 「末摘花」 十二月七日(土)
花外楼さんでの語り会 今回は、第六帖「末摘花」をお聞き戴きます。語りを楽しんで戴いた後、美味しいお料理を味わって頂きます。
※※※末摘花 あらすじ※※※
失った恋人夕顔の君のようなたおやかな姫との出逢いを求める源氏の君は、亡き常陸宮の姫君が一人淋しく琴を友として暮らしていると聞き、早速出かけます。隔て越しに、恥ずかしがって声もたてない姫のおっとりした気配、高貴な香りに源氏の君の期待は膨らみます。美しく長い黒髪は美人の象徴、けれど明るい光の下で見た姫の容姿は…‥!!!
若き源氏の面白い恋の冒険譚です。
日 時:2024年12月7日(土)講演/11:00 (1時間30分) お食事/12:30
会 場:花外楼北浜本店
料 金:お一人様¥10,000(税・サ込)
※お飲物代は別料金
お振込先:三菱UFJ銀行 大阪中央支店 普通4114780 口座名 株式会社花外楼
御電話でのお問合せは 06-6231-7214
第九帖 「葵」 十二月二十一日(土) 二十二日(日)
アトリエ第Q藝術 (第七十九回公演)
影をのみみたらし川のつれなきに
身の憂きほどぞいとど知らるる
御眼差しをひどうたゆげに見上げじっと見つめといやすうちに
涙のこぼれるのをお見やして
心ひかれやさへんことが何でありますやろ
(葵の巻より)
第九帖 葵 あらすじ
朱雀帝の御代と改まり源氏は右大将に、世は右大臣が勢力を強める。
源氏の冷たい態度に思い悩む六条御息所は、娘が斎宮に選ばれたのを機に伊勢下向を決意する。葵祭の日、行列に加わるという源氏を一目見ようと姿をやつして出掛けるが、折から葵の上の一行と車の場所をめぐって争い、無残にも後ろに追いやられてしまう。恥をかかされた御息所は屈辱にうちひしがれる。
御息所の物思いは高じ、魂が身体からさまよい出て出産の葵を苦しめ、物の怪となった姿は源氏の目前にまで現れる。
葵は無事男児を出産したが、邸内が人少なの折、物の怪に命を奪われる。
源氏は葵の死を悲しみ、また凄まじい女の執念に現世まで疎ましく思う。
左大臣家で過ごした喪が明けて二条院に帰ると、紫の上が大人びていよいよ藤壺にかさなりある夜新枕を交わす。紫の上は源氏を慕い続けてきた心のやり場がなくふさぎ込んでしまう。
第79 回
「葵」 第九帖
12月21日(土) 22日(日)
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 3500円 当日 4000円
お申し込みは以下からどうぞ