京都 3月10日(大覚寺)、4月7日(亀岡つきよみルーム)、
4月16日(あさぎ美術館)、4月28(日)(上賀茂神社)
大阪 3月23日(西区民センター)
兵庫 3月31日(三宮)
東京 4月20日、21日(アトリエ第Q藝術)
源氏物語第二部 四一帖【幻】【雲隠】 三月十日 (日)
大空をかよふまぼろし
夢にだに見えこぬ魂のゆくへたづねよ
植えた人のおいやさん春とも知らず顔に
いつもの年より一段と匂うてるのは
心をうたれることどす。
(幻より)
「幻」の巻 あらすじ
年が明けても紫上を失った源氏(六条院)の哀しみが癒されることはなかった。女房達を相手に紫上を偲び、特に女三宮降嫁による苦悩を思いやり、自身の生涯を述懐、心弱さを人に見せまいと引きこもるのだった。
春になり、紫上が愛した桜を幼い匂宮が気遣う姿がいじらしい。女三宮、ついで明石の君を訪い出家の意向を述べ歌のみを交わす。
衣替えの頃となり、花散里から夏の衣裳と文が届き、葵祭を沈んだ心で過ごし、五月雨の宵には夕霧が父を見舞った。七夕が過ぎ八月には紫上の一周忌に曼荼羅供養を営み、菊の節句も虚しく雁の飛ぶ十月の空に紫上の行方を求めた。新嘗祭が済むと身辺の整理を始め、とってあった紫上の文に決別をした。師走の仏名会で杯を賜った導師は六条院の姿に涙を禁じ得ない。
明日は正月という日、歳暮の深い感慨を歌に託す六条院だった。
「雲隠」は巻名のみの帖で、六条院源氏が物語から消え、第二部が終わります。
ガラス工芸作家 田上惠美子展
いつも美しい作品を提供してくださっている ガラス工芸作家 田上惠美子さんの作品
「蜻蛉玉源氏物語 全五十四帖」の全作品をご覧戴きます。
大覚寺 嵯峨寮
今回は、六条院を彷彿とさせる大寺院 大覚寺 その内にある「嵯峨寮」が会場です。
嵯峨天皇の離宮を寺に改め、後宇多法皇が院政を行い、嵯峨御所とも呼ばれた大覚寺。平安時代前期の名残をとどめる日本最古の人工の庭池 大沢池に龍頭舟を浮かべての舟遊び、華道嵯峨御流の総司所としても知られています。皇室ゆかりの門跡寺院の風格を味わって戴けます。
是非荘厳な堂内を拝観され、ゆったりと散策なさってください。お席料に拝観料は含まれておりません。拝観料=御堂エリア500円 大沢池エリア300円
アクセス
市バス28 京都駅~阪急西院/嵐山駅経由
市バス91 四条烏丸~嵯峨嵐山駅経由
京都バス94 阪急嵐山駅~いずれも大覚寺下車
最寄り駅嵯峨嵐山駅からは徒歩15分ですので、バス、タクシーをお勧めします。
コロナウイルス感染防止対策といたしまして、恐縮ですがマスク着用をお願い致します。
当日受付にてお席料を頂戴致します。御予約は以下のフォームからどうぞ
コロナ禍で長く休止していた語り会がかえってきました!!
西区民センター講堂での語り会は地元の有志の方々による生花など、あたたかい雰囲気の中、スクリーンには読み交わされる歌が投影されます。
全椅子席3000円
お申込は区民センターに直接、または以下のフォームからどうぞ
〜人々に千年以上愛される理由〜
3月31日(日)13:00~15:30
神戸三宮東急REIホテル3階
兵庫県神戸市中央区雲井通 6 丁目 1-5
参加費 会員=3,300円、非会員=3,850円
定員数 100名
お申込 三宮KCC 078-265-1100
京都亀岡での連続語り会、今回は 第六帖【末摘花】を語ります。
〜若紫とかさねの世界〜
京都西陣織あさぎ美術館にて、現在開催されている、特別展『西陣織アート 源氏物語と雅な歌人たち』では、源氏物語と和歌をテーマに、西陣織の驚異的な技術で織り成された作品が展示されています。今回御縁を頂いて、あさぎ美術館さんで、若紫を語らせていただきます。
4 月 16 日(火)15:30~17:30
(開場は 15:15~)
会 場 ツカキスクエア京都 8 F
下京区烏丸通仏光寺上ル二帖半敷町 661 ツカキスクエア京都
参加費 無 料
開催中の特別展『西陣織アート
源氏物語と雅な歌人たち』をご観覧の方は、別途入館券が必要です。500円)
受 付 西陣織あさぎ美術館 1 F受付
※ お 申 し 込 み 7 F 美 術 館 カ ウ ン タ ー も し く は 、 下 記 の メ ー ル ア ド レ ス ま た は お 電 話 に て 、 お 願 い致します。
Mail: asagi-museum@tsukaki.com
TEL: 070-6928-6895 (松井様宛)
定員となりましたので,お申込を締め切らせて戴きました。
雀の子を犬君が逃がしてしもうたの
伏籠の中に隠しておいたのに
「若紫」の巻より
第五帖「若紫」あらすじ
源氏の君 紫のゆかりの恋の旅路がいよいよ始まります。
藤壺ゆかりの若紫との出逢い、藤壺密通という禁断の恋、 世を欺いて生きる運命を愛する人と共に背負い、形代としての若紫を愛(め)で育てる源氏。源氏物語の根幹をなす紫のかさねが 光と闇となって京の季節に織られてゆきます。
第75 回
「若紫」 第五帖
4月20日(土) 21日(日)
20日はキャンセル待ちです
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 3500円 当日4000円
賀茂別雷神社 春の特別拝観にて
「葵」 第九帖
4月28日(日)
13時30分開演(開場3時)
特別拝観料 1000円
賀茂別雷神社 (上賀茂神社) 客殿 ( 社務所 南側 )にて
お問合せ 公益財団法人京都古文化保存協会 (075)451-3313
主催 : 賀茂別雷神社 、公益財団法人 京都古文化保存協会
共催 :日本文化構造学研究会
葵祭にさきがけて、4月28日(日) 上賀茂神社にて、源氏物語「葵」の帖を語ります。
本殿《国宝》・権殿《国宝》を神職による案内で参拝、 高倉殿《重文》にて御神宝(祭器具)をご覧戴き、 語り会は客殿にて開催されます。
特別拝観料のみで語り会は無料となります。
拝観を済まされてから、13時の開場時間まで、少しお並びいただくことになるかと思います。
「葵」の物語を、縁の賀茂別雷神社で語らせていただけることを幸せに思います。