京都 *7月13日 (泉屋博古館)
東京 *8月23日,24日(浄立寺 新会場)
源氏物語第三部 宇治十帖 四十八帖【早蕨】
七月十三日 (日) 2025年 第54回公演
見る人もあらしにまよふ山里に
昔おぼゆる花の香ぞする
風がさっと吹いて花の香りも客人(まろうと)の御匂いも
橘ではおへんけど 昔の人が思い出されるよすがどす。
「早蕨」より
早蕨 あらすじ
父宮に続いて姉君を喪った中君の悲嘆は尽きない。年が改まり喪が明けて、如月に匂宮が待つ都へ移ることが決まっても中君の心は重い。出立の前日に宇治に赴いて中君と対面した薫は、そのやつれた面差しが大君と重なって心が揺れるのだった。弁は尼となって宇治に残り別れを惜しんだ。二条院に着くと、待ちわびた匂宮は中君を紫上の居た対の屋に住まわせ、大切にもてなした。娘六の君と匂宮との結婚をもくろんでいた夕霧左大臣は心穏やかではない。
薫は三条の邸が完成したものの、大君の不在が虚しい。中君を匂宮に紹介したことを悔やみ、中君に心惹かれてゆく。匂宮は、二条院の桜を見に訪れた薫が中君と御簾越しに対面しているのを見て、薫の心を探りはじめるのだった。
30分の解説で人間関係や背景をお聞き頂いた上で語ります。
泉屋博古館 特別展とともに
今回の語り会は、泉屋博古館で開催の特別展【近代の美術、もうひとつの在り方】
リニューアル記念名品展 Ⅱ 続・帰ってきた泉屋博古館 の観覧チケット付きの企画です。
開館65周年を迎える泉屋博古館。
作家が自らの芸術的信念を形にするべく技巧を尽くし、
7月13日(日)
ところ 泉屋博古館 講堂
開場 13時30分より
開演 14時 (16時終了予定)
ご参加費 4500円
【近代の美術、もうひとつの在り方】
リニューアル記念名品展 Ⅱ
続・帰ってきた泉屋博古館
入館料を含みます
要予約 全椅子席。
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/
(鹿ヶ谷 平安神宮近く) 地図
お申込は以下からどうぞ
第十四帖 「澪標」
八月二十三日(土) 二十四日(日) 2時開演
浄立寺 和室 (第八十三回公演)現在ご予約受付中
運命の御子誕生 住吉の御縁 御息所の死
第十四帖 【澪標】
夕潮がみちて来て
入江の鶴も声を惜しまずに鳴き
しんみりしたおりでもおすさかい
人目もはばからんと逢うて語りとうさえお思いやす
澪標 あらすじ
京に戻った源氏は冷泉帝(実は源氏と藤壺と間にできた子)の即位に伴い内大臣となる。
葵上の父も摂政太政大臣となり、源氏一門に再び春が巡ってきた。
三月、明石の君が女児を出産、源氏は乳母を明石に遣わす。子のない紫上の胸中は穏やかでない。秋、源氏は願果たしに住吉神社に参詣、そこに明石の君一行も来合わせた。目もくらむような源氏の威勢に我が身の程を痛感した明石の君は遠慮する。それと知った源氏は二人の縁の深さを思い、明石の君に上京を促すが、気後れする明石の君は決心がつかない。
斎宮交代により帰京した六条御息所は病に倒れ尼となり、見舞った源氏に娘の後見を託し亡くなる。源氏はこの前斎宮を養女とし、藤壺の宮に相談し冷泉帝の後宮に入内させることを考える。
30分の解説で人間関係や背景をお聞き頂いた上で語ります。
第83回
十四帖「澪標」
8月23日(土) 24日(日)
【浄立寺】 二階和室にて
最寄り駅:千歳船橋駅 (小田急線) 徒歩5分
両日 2時開演( 開場 1時30分)
全椅子席
御予約 3500円 当日4000円 お席には限りがありますのでお早めに御予約下さい。
お申込は以下のフォームからどうぞ
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