京都連続語り会 『若菜 上 三』 1月30日(日) 嵯峨釈迦堂 清凉寺
第三十四帖 『 若菜上 』(其の三)
身にちかく秋や来ぬらむ見るままに
青葉の山もうつろひにけり
折にふれて苦しいお気持ちが自然と洩れでてしまうのを
何気ない風に打ち消しといやすのも
またとないお方としみじみお思いやす。
(若菜の巻より)
若菜(其の三) あらすじ
夏頃、明石の女御は懐妊のため里下がりした。紫の上は自ら申し出て女三宮と対面、六条院の安定を慮り、自身の苦悩は隠し続けた。源氏は紫の上の美質に改めて感心する一方、朧月夜の君への思いも抑えきれないのだった。
十月、紫の上は源氏四十の賀を嵯峨野の御堂で催し、続く二条院での精進落しの賀宴は盛大を極め、源氏は往時を回想した。
十二月、秋好中宮、夕霧主催の祝賀も催された。
年が明けて三月、明石の女御は男御子を出産、盛大な祝事となった。一方、明石の地で若宮の誕生を伝え聞いた明石入道は、明石の御方の出生時に見た夢、宿願をしたためた遺書を送った後入山、消息を絶った。明石の御方、母尼君は入道の最後の様子を伝え聞き悲嘆に暮れた。
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物語の舞台 嵯峨釈迦堂清凉寺さん清凉寺の前身棲霞寺は嵯峨天皇の仙洞「嵯峨院」の一部で、光源氏のモデル源融公が山荘として過ごしました。 池遊式庭園に建つ弁天堂、川中島 渡廊からの眺めは格別です。 小堀遠州作と伝わる枯山水のお庭を臨む大方丈でお聴き戴きます。 優雅な散策、融公の墓参も是非・・・・!
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