源氏物語五十四帖を語り尽くす企画第二弾、丁寧な解説付きで初めての方も安心してお聴きいただけます。

新たにスタート!70回の会を重ねて語り終えた全五十四帖、そしてあらたに二巡目の旅が始まりました。これまではノーカットでお届けしましたが、長くとも一回1時間強でおさまるように適宜省略(壮大な巻はこれまで通り何回かに分割)してお届けする全五十四帖連続語り会です。 どうぞ応援して下さいませ。


第二帖「帚木」より「雨夜品定」 

十月 十四日(土) 十五日(日) 2023年 (第七十二回公演)

 

 

うちはらう袖も露けき常夏に

あらし吹きそふ秋も来にけり

 

肌になじんだ柔かい白い上の衣の上に

直衣だけを無造作にお召しやして

紐などもお結びにならんと横になっといやすお姿が

灯心の光に映えてるのは

ほんにうっとりするほど結構でござりました

(帚木より)

 

あらすじ

光源氏十七歳。 五月雨の続く物忌みの夜、源氏のもとに、義兄頭 中将はじめ左馬頭、藤式部丞が訪ねてき、女性談義が始まる。

頭中将が女性を上、中、下と階級に分けると、左馬頭は「恋人と違い生涯の伴侶選びは難しい」と、嫉妬深い女、浮気な女など経験談を語るが、源氏の気持ちはそこにはない。頭中将は、中流階級「中の品」の女性がよい と、一人の女人(第四帖に登場 する夕顔の君)について語りだし、正妻の嫌がらせのせいで女は幼い娘とともに行方をくらませてしまったと泣く。 藤式部丞が賢すぎる女との滑稽譚を語るなど降り止まぬ雨のように話は続くが、源氏の心を占めてやまないのはある御方への思いであった。女の品定めは 結論をみないまま夜が明ける。

 

*この後に続く源氏と帚木の女(空蝉)との出逢いは、第三帖「空蝉」の巻と供に語ります

 第72回

 第二帖「帚木」より「雨夜品定」 

 

10月14日(土) 15日(日)

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 最寄り駅:成城学園前 (小田急線)

            徒歩2分

両日 3時開演( 開場 2時30分

 終演後自由参加の茶話会があります。

 

御予約   3500円 当日4000円

  お席には限りがありますのでお早めに御予約下さい

 

お申込は以下からどうぞ

 

源氏物語 山下智子 帚木 雨夜品定 アトリエ第Q藝術

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以下の公演は終了しております。

 

第七十一回 第一帖「桐壺」 八月 十九日(土) 二日(日) 2023年

 

満員御礼

 

源氏物語 夢の浮橋 ちらし 山下智子 アトリエ第Q藝術

 

 

いときなき初元結ひに永き世を

契る心は結びこめつや

 

どの天子さんの御代のことでござりましたやろか

女御や更衣が大勢侍っといやした中に

そないに重い身分の方ではござりまへえで

それはそれはときめいといやす御方がござりました

                    「桐壺」の巻より

 

「桐壺」あらすじ

時の帝の寵愛ぶりが宮廷の秩序を乱すほどであったので、他の女御や更衣の妬みの的となってしまった桐壺更衣。玉のように光る皇子を生むも、心労が重なりやがて亡くなってしまう。

嘆き深い帝は遺された皇子を特別に愛する。高麗人などによる占いは並々ならぬものがあったが、後ろ盾のない皇子を東宮にすることはできず、臣籍に降下させることにする。光る源氏の君の誕生である。

源氏の君は元服し、左大臣家の一人娘である葵上と結婚するが、父帝が迎えた母桐壺更衣に瓜二つの藤壺の宮を後の母と慕ううち、その心はいつしか恋心へと変わり、一途に思慕するようになる。

 


 第71回

 第一帖「桐壺 

 

8月19日(土)月 20日(日)

 

【アトリエ第Q藝術】 Map  

 最寄り駅:成城学園前 (小田急線)

            徒歩2分

両日 3時開演( 開場 2時30分

 終演後自由参加の茶話会があります。

 

御予約   3500円 当日4000円

  お席には限りがありますのでお早めに御予約下さい

 

 

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源氏物語 山下智子 桐壺 アトリエ第Q藝術